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【宝塚記念】瞬発力自慢ミッキークイーン 高速決着が濃厚なら一枚上のスピード持久力で1強ムードに風穴

6/23(金) 20:06配信

東スポWeb

【宝塚記念(日曜=25日、阪神芝内2200メートル)新バージョンアップ作戦】キタサンブラック「1強」ムードで支配的な第58回宝塚記念。今年2走の圧倒的な内容からそれも当然だろうが、現在の高速馬場、キタサンブラックの競馬スタイルなどから新VU作戦の明石尚典記者が導き出した自信の結論は◎ミッキークイーン。ゴール前での“大逆転”の根拠をとくとお読みいただこう。

 Bコース替わりの先週は8ハロン=1分32秒3、9ハロン=1分45秒2、10ハロン=1分57秒9と500万下で好時計が続出。日曜メーン・米子S(ブラックムーン)に至っては1分31秒9のレコードまで飛び出した。梅雨時で予断を許さないとはいえ、最終週を迎えるとは思えないほど現在の阪神コースは絶好の芝。良馬場ならレコード(2分10秒1)に近い高速決着も視野に入ってくるだろう。

 内回りながらも34秒台の決め手が必要となる馬場レベルは、速い上がりへの対応に一抹の不安を残すキタサンブラックにとって唯一の泣きどころ。視界の外から飛んでくる瞬発力自慢に足をすくわれる――そんなシーンが現実のものとなるかもしれない。

 1強ムード打破のミッションを託すのはミッキークイーン。世代の頂点を射止めた15年オークスは、ラスト5ハロンがオールハロン11秒台の典型的なスピード持続型ラップ(別表参照)。オークス史上初めてラスト5ハロン58秒台を刻んだハイレベルなスピード持続力勝負の中、レースの上がりを0秒8上回る最速上がり34秒0をマーク。一枚上のスピード持続力を見せつけた結果の戴冠という見方でまず間違いはない。

 2冠奪取の秋華賞はラスト5ハロンが59秒5。トータルの数字ではスピード持続型ラップと判断しづらいものの、ラスト4ハロンのハロン間の落差は0秒1→0秒2→0秒3。極めて落差の小さいラップ構成をきっちり差し切ってのレースレコード樹立(1分56秒9)は、やはり類いまれなスピード持続力があってこそだ。

 スピード持続型ラップと抜群の相性を誇るキャラ。そう考えるとヴィクトリアマイルの不可解な敗戦にも納得がいく。1分31秒台走破→2着の昨年は前後半4ハロン45秒7→45秒8とほぼイーブンのラップ構成。一方、今年は渋馬場ながら47秒9→46秒0のスロー。スピード持続力の問われる流れでこそ輝きを放つ…皮肉にも大敗した前走でそう確信することができた。

 今回と同じ阪神内回りの大阪杯の前後半5ハロンは59秒6→59秒3。前半ラップはこれに近い数字が刻まれたとしても、今の馬場レベルなら後半は間違いなく時計1つ分は速くなる。早めのペースアップでスピード持続力勝負を誘発するキタサンブラックは、ミッキークイーンにとってまさに格好のターゲット。直線の坂を切り裂く鬼脚一閃――伏兵扱いの女王が1強ムードに風穴を開ける。

最終更新:6/23(金) 20:06
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