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生田斗真&広瀬すず、近づきたいのに近づけない年齢差?『先生!』撮影現場の絶妙な距離感

6/26(月) 7:00配信

オリコン

 生田斗真と広瀬すずが初共演し、生徒と教師の禁断の純愛が描かれる『先生!』(10月28日公開)。昨年11月に岡山県の高校で行われた撮影現場を訪れると、“人見知りの広瀬”と“フレンドリーな生田”の近づきたいのに近づけない、もどかしい年齢差の“絶妙な距離感”が垣間見えた。

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◆生徒と教師の切ない想いが交錯する高校中庭シーンの撮影

 同名の人気少女コミックを原作にする同作は、初恋さえも未経験の高校2年生・島田響(広瀬)が主人公。ふとしたきっかけで言葉を交わすようになった隣のクラスの担任教師・伊藤貢作(生田)の優しさに触れるうちに、伊藤を“好き”と自覚した響が一直線に禁断の恋に走り出す姿が描かれる。

 そんな同作の高校の中庭シーンは、岡山県の高校で撮影が行われていた。クランクインから3週間ほど経ち、撮影期間も後半に差し掛かったタイミング。11月下旬の幾分寒さが和らいでいたこの日は、作品中にあふれる響の切なさが象徴されるような、ふたりの校内での会話シーンの撮影が行われていた。

 中庭のベンチで本を読んでいる伊藤に気づいた響が、後ろからそっと近寄って、伊藤に目隠しをして声をかける。が、冷たくあしらわれてしまう。それでも気持ちを抑えきれずに食い下がる響に、伊藤は顔も向けずに厳しい言葉をぶつけて拒絶する。しかし、そんな態度とは裏腹に伊藤も苦しげな表情を浮かべていた……。セリフは少ないなかで、教師と生徒という間柄のふたりの感情が行き交う重要なシーンになる。

 早朝から行われた撮影前の段取りでは、ベンチに座る生田が広瀬に気づく際の動作、セリフと動き出しのタイミングなどに三木孝浩監督から細かい演出が入り、生田とともに言葉を交わしながら詰めていく。感情を作り込んでいる広瀬は、生田と三木監督のやりとりを聞きながら、ときおり会話に交じりつつも自身の役に集中している。そして、段取りが終わり、カットを割りながら同シーンの本番が始まると、何度か演出が入りテイクを重ねるカットはあったものの、撮影は順調に進んでいった。

 同シーンの撮影は、実際の高校で生徒が授業を受けている間に行われていたため、限られた時間内でキャスト、スタッフ誰もが集中力を高めており、緊張感あふれるなかの撮影になった。そんななかでも三木監督は穏やか。広瀬、生田と言葉を交わしては3人の笑顔がこぼれる様子も見られた。

◆人見知りの広瀬にフレンドリーに接していた生田

 撮影現場の雰囲気を広瀬に聞くと「穏やかだけど“やるときはやる!”という空気感がすごく心地いいです」と明るく答える。初共演の生田の印象については「神様みたいな人です。男子生徒に触られて『やめてください!』っていうシーンがあるのですが、撮影時に本当に怖くなっちゃって。その次のシーンは生田さんと一緒で、生田さんが控室に入ってきた瞬間、安心感がすごすぎて。なんかもう光って見えるんです!(笑)。伊藤先生を見たときにほっこりする、包み込んでもらえるような温かさもありつつ、本当に優しくて気さくな方なので、神様みたいだなって毎日思っていました」と笑顔を見せた。

 一方、生田は撮影現場の広瀬について「響も、響を演じている広瀬さんも、まぶしすぎて直視できないくらいの輝きを放つ子だと思います。それがすごくうまくリンクしていい作用をもたらしてくれましたね。お芝居に対してすごくまっすぐだし、一生懸命だし、本当に響みたいに見える瞬間がたくさんありました」。そんな広瀬が生田自身の演技にも影響を与えていたことを明かし、「広瀬さんが純粋に、まっすぐに、どーんとぶつかってきてくれたので、響の想いにどんどん溶かされていく伊藤先生の姿を表現しやすかったですね。とっても助かりました。すごく可愛かったですし」と撮影を振り返った。

 広瀬にとって頼りがいのある存在だった生田とは、撮影合間にふたりきりで言葉を交わしている姿も見られた。どんな話をしていたのか広瀬に聞くと「私はけっこう人見知りなのですが、生田さんはフレンドリーに話しかけてきてくださるので、よく世間話をしていました。たまに『いつもどんな気持ちで撮影に入っているの?』とか、お芝居の話もしていただいたり、いろいろな話をさせてもらっていました」。撮影現場の雰囲気とチームワークのよさが伝わってくる。

◆近づきたいのに近づけないふたりの年齢差がキュート

 一方、三木監督から見た生田と広瀬は「ふたりの年齢差がとてもキュートで素敵だなと。お互いもどかしさがあって、近づきたいのに近づけない感じというか、本当に絶妙な距離感があるように感じます。年齢の違いに加えて、役者としての経験の幅の違いなどいろいろな要素が含まれているのでしょうが、ふたりは本当に良い距離感だなと思います」と語る。

 そして、初めて王道ラブストーリーに臨んだ広瀬に対して「これまで“押しの強いのキャラクター”が多かったすずちゃんの違った魅力を引き出したい」としながら、三木監督が撮影を通して気づいた“広瀬すずの魅力”を語ってくれた。

「すずちゃんの魅力のひとつは“声”なんですよね。ささやく声から、すごく心の動きが見えてくるというか。とても響く声を持っているなと感じます。響というキャラクターの、気弱でおどおどした部分と、自分の気持ちにまっすぐな部分という矛盾するふたつの感情の両方を兼ね備えることはすごく難しいのですが、すずちゃんの声からどちらの感情も両立していることが本読みのときに見えて。この雰囲気だったら物語の世界感のなかで響というキャラクターになってくれるなという確信はありました」

 同作の映画化が発表されたとき、生田は「キュンキュンを超えて、ギュンギュンする映画を作ります」とコメントしていた。広瀬にその部分の意気込みを聞くと「それはもう全力で『ギュンギュン』する映画にしたいです(笑)」と笑顔。そして、実際の撮影現場での手応えについて「壁ドンとか学校一のイケメンとか、そういう感じではなく、日常的な世界のなかでの先生と生徒って、目の前にいるのに触れられないとか、ちょっと目には見えないものがあると思います。たぶんそうしたところは、親近感を持って観てもらえると思うので、みなさんから愛される映画になったらいいなって思います」と熱く語った。

最終更新:6/26(月) 7:00
オリコン