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かき氷商戦 今年は・・・国産をリッチに 果実100%のシロップ好評 大手外食チェーンやカフェ

6/23(金) 7:00配信

日本農業新聞

 暑さとともに、かき氷商戦が本格化している。シロップに使う果実の産地品種を指定したり、旬の野菜から作ったソースを使用したりするなど、国産食材を強調した付加価値型商品が続々と登場。大手外食チェーンやカフェが参加して、盛り上がりを見せる。

 北関東を中心にハンバーグチェーン約60店を展開する「フライングガーデン」(栃木県小山市)は、国産果実100%使用の生シロップを売りにした「奥秩父源泉水氷かき氷」の販売を今月15日から始めた。

 今年から食材の調達を産地品種指定に切り替え、「栃木産とちおとめ」「信州産ナガノパープル」「夕張メロン」のかき氷(各421円)を提供する。「リッチな風味が楽しめる」と好評で、発売から1週間で、前年同期の1.5倍を売り上げる。同社は「シロップの製造委託先を通じて各JAから調達しており、十分な確保が見込めた」(同社)とメニュー化した経緯を話す。

 野菜を原料としたスイーツの専門店「麻布野菜菓子」(東京都港区)は、国産野菜を用いたかき氷を常時、5種ほど提供。今夏はナス・小豆、ホオズキ、イチジクなどを展開する。売れ筋はミニトマト(950円)で、主に九州産を使用。果肉をミキサーでペースト状に砕いて氷に載せ、トマトソースをたっぷりかけて仕上げる。

 「おいしく、見た目も華やかで、野菜は地味というイメージを変えたい」と同店。狙いが当たり、多い日は1日50杯以上売り上げる。今後、セロリやショウガ、小松菜など時期ごとに品目を入れ替えていく。

 福岡市のカフェ「伊都きんぐ」は、凍らせた果実を削って、かき氷に加工。主力の「あまごり」(850円)は、イチゴ「あまおう」を使用する。ユニークな製法やイチゴ本来の素材感が味わえるとして、「原料の調達が追いつかないほど好調」(同店)という。

日本農業新聞

最終更新:6/23(金) 7:00
日本農業新聞