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分譲マンション『グラン・ブルー』シリーズを手掛けたマンションデベロッパー、野田興産が破産開始

6/23(金) 10:51配信

帝国データバンク

 6月7日に大阪地裁へ自己破産を申請していた野田興産(株)(資本金7000万円、大阪府大阪市福島区海老江5-2-7、代表秋村啓一氏)は、6月13日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は稲田正毅弁護士(大阪府大阪市中央区北浜3-7-12、共栄法律事務所、電話06-6222-5755)。破産管財人には鈴木麻友弁護士(大阪府大阪市北区西天満4-9-12、桐畑・鈴木法律事務所、電話06-6364-1261)が選任されている。財産状況報告集会など各期日は平成29年10月5日午後2時。

 当社は、2004年(平成16年)4月に設立した不動産開発業者。マンション分譲販売を中心に、不動産の買取りやリノベーション、コンバージョンなどの再生事業を手掛けるほか、商業施設、戸建の開発も行っていた。近畿全域を主な営業エリアに、開発するマンションはファミリータイプを中心とし、自社分譲マンション『GRAND BLUE(グラン・ブルー)』のブランド名で、高級感を前面に打ち出した価格帯を多く取り扱っていた。複数の大型マンションの開発を手掛けた2008年3月期には年売上高約111億7000万円を計上していた。

 しかし、リーマン・ショックの影響を受けて、マンション市況が悪化するとともに、開発していた商業施設の買い主が倒産する事態が発生するなど事業環境は大幅に悪化。2009年3月期の年売上高は約20億円にまでダウンするなか、収益面も大幅な赤字を計上し、債務超過に転落していた。このため、金融機関へのリスケ要請を行うとともに所有物件の早期売却を図っていたものの、資金調達が難航したことで、2012年からは不動産仲介業に業種を転換。その後は、金融債務の圧縮を図るために、代表の個人資産の売却などを行っていた。近時は営業活動を行っていなかったが、ここに来て金融債務の圧縮に一定の目途がつき、大口債権者の了承が得られたことで、今回の措置となった。

 負債は約45億円。