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フィギュアスケート 樋口新葉に聞く「試合前は笑顔つくってリラックス」

6/23(金) 12:00配信

高校生新聞オンライン

 小学生のころから全日本クラスの大会で活躍し、2015・16年の全日本選手権で2位に入るなど、活躍ぶりに注目が集まる樋口新葉(東京・日本橋女学館2年)。スピードを武器にしたジャンプを繰り出せるのが強みだ。目標は五輪でのメダル。平昌(ピョンチャン)五輪を見据え、「勝負のシーズン」はすでに始まっている。(文・小野哲史、写真・幡原裕治)

短距離走が得意

 フィギュアスケートを始めたのは3歳。「お母さんがやらせたかったから」という理由だった。6歳の時、「普通にやったら勝てるだろう」と臨んだ初めての大会で5位に終わり、「それが悔しかったのが競技にのめり込むきっかけになった」という。

 「もともと短距離走が得意」という樋口の武器は、類いまれなスピードにある。それにより「スケーティングスキルの部分で点数が上がるし、ジャンプが跳びやすく感じる」と話す。樋口を5歳の頃から指導する岡島功治コーチは「身のこなしが上手な選手。最近になって表情をうまく出せるようにもなりました」と分析する。

腰・膝の痛みに耐え

 シニアデビューとなった2016~17シーズンの前半は、腰痛や膝の痛みなど、故障に苦しんだ。痛み止めを飲みながら強行出場した昨年12月の全日本選手権は2位に食い込んだものの、日本代表として臨んだ四大陸選手権は9位、世界選手権は11位と本来の力を発揮できなかった。

 しかし、シーズン最終戦となった今年4月の世界国別対抗戦で自己ベストを大幅に更新する高得点で3位に入り、日本チームの優勝の原動力となった。「団体戦なので緊張感はありましたが、落ち着いてできました。自分で納得できる演技ができたのは、今までで初めてかもしれません」

目標は「五輪でメダル」

 リンクで滑る練習は基本的に毎日。ほかにも体幹トレーニングや1時間程度の走り込みなどを行っており、「うまく滑れたときは楽しいけれど、練習はだいたいつらいです」と笑う。ただ、シーズンオフにプログラムの作成や振り付けで海外に行く際、飛行機にいる間はスケートができない。そんな時は「早く滑りたいと、うずうずする」という。

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