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アゼルバイジャンGPより、ブルーフラッグ規則に微調整

6/23(金) 9:49配信

motorsport.com 日本版

 周回遅れを”処理”する難しさを解消するため、アゼルバイジャンGPから”ブルーフラッグ(青旗)”に関するルールが微調整されることになった。

 ブルーフラッグを提示されたドライバーは、後方から接近する速いマシンに対して直ちに進路を譲らなければならないと規定されている。このブルーフラッグが提示されるタイミングは、今季から若干変更。事前警告はそれまで同様”後方のマシンが3秒以内に近付いた場合”とされているが、正式なブルーフラッグの提示タイミングはそれまでの1.5秒から1秒に短縮された。

 0.5秒の短縮が大きな変化をもたらすように一見は思えないが、上位のドライバーたちは、周回遅れのクルマをかわすのが難しくなったと証言しており、その再調整の必要性が示唆されてきた。

 特にキミ・ライコネン(フェラーリ)は、カナダGPのFIAドライバーズブリーフィングで前戦モナコでレースをリードしていた際の周回遅れをかわす難しさについて、率直に物申していた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)もまた、中国GPで上位を走行している時に、周回遅れのマシンを抜くのに苦労した。

 一方、周回遅れになりうるドライバーたちは、ブルーフラッグで警告された後、迅速にポジションを譲ることで、自分たちの戦いが不当に影響されることを懸念していた。

 双方の意見を取り入れ、F1のレーシングディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、アゼルバイジャンGPよりブルーフラッグのレギュレーションにさらなる微調整を実施。ブルーフラッグが提示されるタイミングは、後方のマシンとの差が1.0秒以内から1.2秒以内に増やされることになった。

 FIAはこの変更により、周回遅れのマシンにどのような影響を与えるのか観察し、さらに調整が必要であるのかどうかを判断するという。

 木曜日に、ホワイティングから各チームに配布された書類は、以下のように記載されている。

「速いクルマが周回遅れにされようとしている遅いクルマの後方1.2秒以内にいる時、ブルーフラッグが提示される(青色のライトパネル、コクピットのライト、タイミングモニターのメッセージも付け加えられる)。そのドライバーは、可能な限り早いタイミングで、後方の速いマシンにポジションを譲らなければならない」