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店主が“得”知識を教えます 平戸・木引田町商店街 「まちゼミ」9月実施へ研修会

6/23(金) 10:24配信

長崎新聞

 長崎県平戸市木引田町の木引田町商店街振興組合(鴨川裕之理事長)は、店主らが生活に役立つ知恵や知識を店に来た買い物客に伝え、にぎわいの創出を図る事業「まちゼミ」を9月に実施する。現在、愛知県から講師を招き、店主向けの研修会に取り組んでいる。

 研修はインターネット通販や、郊外への大型店進出による商店街の衰退に危機感を抱いた店主らが、全国商店街支援センター(東京)の「まちゼミ研修事業補助金」を活用し実施。地域の人に商店街の良さを再認識してもらうことで、商売の活性化にもつなげたい考えだ。講師には全国約300の商店街の活性化に携わり、著書もある愛知県の岡崎まちゼミの会代表、松井洋一郎さんを招いている。

 同商店街の「まちゼミ」は、例えば贈答品店の場合、返礼品の相場や女性に喜ばれるプレゼントの渡し方などを伝え、整骨院なら家庭内でできるちょっとしたマッサージなどを各店舗に集まった参加者に手ほどきする。コミュニケーション事業として、商品説明は一切禁止。普段買い物に来ない人らを取り込み、顧客とのつながりを一層深めることを目指す。

 15日に同町公会堂で開かれた研修会には店主のほか、市や平戸商工会議所職員、近隣の宮の町商店街の店主ら計約50人が参加。4班に分かれた参加者が客層のターゲットやゼミのテーマなどを議論した。

 翌日は講師の松井さんが実際に店舗へ足を運び、女性客や高齢者らを呼び込むために「ちょっと得する知識」をゼミに取り入れることの大切さなどを店側に説明した。

 松井さんは「若手に危機感があり、今後の盛り上がりが期待できる」、商店街振興組合の田中泰三専務理事は「店主それぞれが思い描く未来のイメージができつつある。日本の西の果てに元気な商店街があることを多くの人に知ってほしい」と意欲を見せる。7月は顧客へのアフターフォローの大切さなどを学ぶ。

長崎新聞社

最終更新:6/23(金) 10:24
長崎新聞