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関西鉄筋メーカー、上期黒字化へ製品価格維持姿勢強める

6/23(金) 6:02配信

鉄鋼新聞

 関西地区の電炉鉄筋メーカーが、上期黒字化に向けて「7月が勝負」と製品価格維持など販売姿勢を強めている。一部メーカーでは長期物件のオファー止め(受注見送り)を実施して現行価格の堅持を進めている。1~3月以降赤字が続いてきたメーカーにとって、7月の販売次第で上期黒字化が瓦解する可能性もあり、踏ん張りどころになっている。

 最大手の共英製鋼は7月価格を全工場で据え置いた。このうち山口事業所では先週からオファー止めを実施したほか、各工場で納期が2年近くに及ぶような長期物件でも同様の対応を実施。「まず現行価格堅持。安値引き合いには一切応じない方針」(同社)と販売姿勢を強めている。
 岸和田製鋼、中山鋼業など他メーカーも「7月が勝負。7月に売り負けたら、上期赤字が現実のものになる」などとして、販売量より価格維持を優先させている。
 関西メーカーの製品価格は足元で5万数千円とみられる。4月前半まで3万円だった鉄スクラップ価格が同後半から下げ展開になったことで、ゼネコンなど需要家が買いを見送った。足元のスクラップ価格は2万4千~5千円で強含み展開だが、一方で高炉原料の下落や中国鋼材市況の不透明感なども加わって流通市場は弱含み。
 このためメーカーは製品価格を堅持することで状況打開を図り、上期黒字化を確定させたいとしている。

最終更新:6/23(金) 6:02
鉄鋼新聞