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県内初の夜間中学設置へ 佐賀市教委が佐賀県と協議方針

6/23(金) 12:06配信

佐賀新聞

 佐賀県佐賀市の東島正明教育長は22日、中学を修了していない人たちが通う「夜間中学」の設置について佐賀県教育委員会と協議する考えを明らかにした。国は、学びの機会確保のため都道府県に1校以上の設置を目指しているものの、県内は未設置となっている。

 市議会一般質問で、山下明子議員が市教委の対応を尋ねた。東島教育長は、外国籍者や不登校者が増加している現状に触れ、「学び直したいという人の受け皿としての夜間中学の必要性を感じる」と述べた。設置に関し「県と十分に協議しながら、県の考えに配慮して対応していくことが必要になる」と語った。今後、県教委と協議する。

 夜間中学は、公立中学校で夜間授業を実施している学級を指す。正式名称は「中学校夜間学級」。文部科学省によると、戦後、昼間の就労などで義務教育を受けられなかった人のために整備が進み、1950年代には全国に80校以上あった。16年度の設置数は8都府県31校となっている。市教委によると、過去にも県内には設置されていない。

 現在は、義務教育未修了の外国籍者の学びの場としての役割や、不登校などの理由で十分な教育を受けられないまま義務教育を卒業した人の「学び直しの場」としても期待されている。

 市教育総務課は「どれぐらいニーズがあるのかも把握する必要がある。全県的な話になるので、ニーズによっては必ずしも佐賀市とは限らない。県との協議を進めたい」としている。

最終更新:6/23(金) 12:06
佐賀新聞