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FIA、エンジンオイルの”不正燃焼”に対する規制をアゼルバイジャンGPから強化

6/23(金) 12:00配信

motorsport.com 日本版

 F1の2017年シーズン開幕前から、レッドブルは”あるライバルチーム”がレギュレーションの抜け穴を見つけ、エンジンオイルを燃料として内燃機関で燃焼させることで出力を増幅させているのではないかと疑い続けている。その対策としてFIAは新たに、エンジンオイルに使用できる成分を明示したようだ。

【写真】フェラーリに燃料&オイルを供給しているシェルの『トラックサイド・ラボラトリー』

 この問題が最初に浮上したのは、シーズン開幕前にレッドブルがFIAに疑義を提出したことによる。FIAは不正な使用が行えないよう、エンジンオイル使用量とその化学成分のモニタリングを開幕から行ってきた。

 しかしながら、依然として監視の目をかいくぐる方法があると疑う意見があるため、FIAは今回、内燃機関での燃焼の改善に役立つ可能性のある化学物質を、エンジンオイルに使用することは許可されていないと明示している。

 F1のテクニカル部門の責任者であるマルチン・ブドコウスキーは、何が許可され何が許可されないかと明確にした書類を、チームに送付した。

 その書類で「以前行われた様々な会議で言及されているように、技術規則によってエンジンオイルを燃料として使用することは禁止されているということを、改めてお知らせしたい」と、ブドコウスキーは記した。

「唯一燃焼に使用できる燃料はガソリンのみであり、疑いを避ける為、そのガソリンに許容される特性は技術規則第19条に明記されている」

「技術規則はF1で許容されるエンジンオイルの特性を直接的に指定するものではないが、燃焼を改善する目的でオイル中に成分または物質を添加するのは、レギュレーションの違反だと我々は考えている」

 今年の初め、F1コミッションはチームがこのエリアで不当に利益を得るのを防ぐため、2018年に向けて3点のレギュレーション変更を承認している。

 来年に予定されているレギュレーションの変更には、メインのオイルタンク内の油量の測定値を常にFIAに提供しなければならないという新しい規則が含まれている。さらに、エンジンでのアクティブコントロールバルブの使用は禁止され、チームがグランプリの週末に使用できるエンジンオイルはエンジン1基あたり1仕様のみに限られることになる。

Jonathan Noble