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ザウバーのチーム代表離脱に、異なる反応を示すウェーレインとエリクソン

6/23(金) 12:41配信

motorsport.com 日本版

 これまでザウバーのチーム代表を務めてきたモニシャ・カルテンボーンは、チームの新オーナーであるロングボウ・ファイナンスとの間にチームの将来に関する”見解の相違”があったとして、突如チームを去った。

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「すべては本当に突然だった。この48時間の間に、すべてのことが起きたんだ」

 そうマーカス・エリクソンは語った。

「僕らは、オーナーが何をすべきかを知っていて、そして将来に向けて素晴らしい計画を持っているということを、信頼しなければいけない」

 エリクソンのチームメイトであるパスカル・ウェーレインも、「火曜日に(カルテンボーンの離脱を)聞いた時、僕はかなり驚いた」と語った。

 ある情報筋は、エリクソンをウェーレインよりも優遇することに反対の姿勢をとったことが、カルテンボーン離脱の要因のひとつだったとしている。しかしザウバーはこの意見に反論。チームは公式声明で”情報筋”に真っ向から対立した。

 当のエリクソンも、チーム同様に情報筋の意見に反論する。

「それは完全に間違っているし、真実じゃない」

 エリクソンはそう語る。

「ザウバーF1チームの全てのメンバーに対して、とても無礼だ」

「僕らのチームには、サーキットとファクトリーの両方で、昼夜を問わずに働く人たちがいる。そして2台のクルマとふたりのドライバーと共に、このチームを再び成功に導こうとしているんだ」

「僕とパスカルにとって、その憶測が事実じゃないことは明白だ。僕らは、同等の設備を与えられているし、優先順位などつけられていない。このチームに来てからはずっとそうだ」

 しかしウェーレインの反応は、エリクソンのそれとは異なるものだった。彼はmotorsport.comの取材に対し、「申し訳ないけど、その質問にはコメントしない」と答えたのだ。

 その後、「自分の仕事の必要なモノは、すべて与えられていると感じるか?」と尋ねられたウェーレインは、次のように語るに留めた。

「ご存知のように、僕は幾らかのポイント(4ポイント/スペインGP8位)を稼いだし、2度Q2進出を果たしている。僕は僕のクルマから最大限のモノを引き出そうとしているんだ」

「それが僕の仕事であり、僕がやらなければならないことだ」

 ウェーレインが「コメントしたくない」と答えたことについてエリクソンに問うと、彼は「ああそうかい。僕は彼が同じように感じていると思っていた」とコメントした。

 ウェーレインは、カルテンボーンから電話があり、状況の説明を受けたという。しかしエリクソンは、まだカルテンボーンとは話をしていないようだ。

「僕は火曜日の夕方にモニシャと話をした。彼女が僕に電話をかけてきて、それについて話してくれたんだ。もちろん、僕は本当に驚いた」

 そうウェーレインは語った。

「僕は重要なサポーターを失った。彼女は、僕にとてもよくしてくれたんだ。僕たちの関係が良いことを、皆さんもご存知だろう。そして、将来も良くなっていくはずだった」

「僕が負傷して、キャリアの中でも非常に厳しい時期を過ごしていた時(※ウェーレインは1月にレース・オブ・チャンピオンズに出場した際にクラッシュし負傷。この影響で、今季の開幕2戦を欠場している)、非常に親身になってくれた。彼女が僕を本当に助けてくれたことに、とても感謝しているし、僕にとっては決して忘れられないものだ」

 一方、エリクソンは、次のように語った。

「モニシャとは個人的には話していない。僕は、その詳細や理由をまだ知らないんだ。そのうち分かるだろう。僕はモニシャにとても感謝している。彼女は、僕がここに来るチャンスを与えてくれた人だから」

Lawrence Barretto