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小林麻央さん死去 県内乳がん経験者「生き方の手本」「すごい勇気」

6/23(金) 22:17配信

埼玉新聞

 22日に34歳で亡くなったフリーアナウンサー小林麻央さん。「ステージ4」の乳がんを患いながらブログで病状や日々の暮らしをつづった。埼玉県内の乳がんサバイバー(経験者)は自分の体験と重ね合わせながら、小林さんの病状を見守ってきた。運命を受け入れつつ、人生を積極的に生き切った小林さんを「生き方のお手本」「すごい勇気」とたたえた。

 NPO法人「くまがやピンクリボンの会」の栗原和江代表(57)は「がん患者にとって、希望の星だったのではないか」と話す。麻央さんが昨年9月、ブログを開設したことについて「公表には勇気がいる。すごい決意だと思った」。栗原さん自身が10年前、乳がんの手術を受けたこともあり、回復を祈りながらブログを読んでいたという。「亡くなったとニュースを知ったとき、胸がつぶれる思いだった。乳がんサバイバーはみんな同じ思いでは。おそらく麻央さんは余命宣告を受けていた。そんな中でも最後まで諦めず、すごい女性。生き方のお手本を見せてくれた」と声を詰まらせた。

 7年前に乳がんの手術を受けた熊谷市の反町奈里さん(49)。がん経験者の立場から「(ブログ開設は)きっと生きた証しを残したかったのでは」と想像する。同会のメンバーとして乳がん検診の重要性を訴える中、麻央さんのブログにより乳がんへの関心が高まり、検診を受ける人が増えたと感じている。「すごく大きな影響があった。麻央さんももっと早くがんが見つかっていれば」と悔やんだ。

最終更新:6/23(金) 22:19
埼玉新聞