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ロシアで響く和太鼓 愛川高卒業生ら交流重ね

6/23(金) 10:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 県立愛川高校和太鼓部の卒業生らで結成するグループ「打縁(だえん)」が7月下旬、極東に位置するロシア連邦・サハ共和国を訪れて演奏を披露する。外務省が所管する日露青年交流センターの支援事業に採択されて初の海外公演が実現。2010年から同共和国の子どもたちを招き、町内で開催してきた交流音楽祭を首都ヤクーツク市で行うという。

 愛川町音楽祭と題して開催してきた地元のNPOユーラシアンクラブ・愛川サライ(大野遼代表)や住民ボランティアからなる実行委員会によると、同国から招待を受けた打縁メンバー7人らが7月27日、交流を続けてきた現地の太鼓集団と一緒に8回目になる音楽祭を行う。

 このほか、8月1日の帰国までの間、ハバロフスク市などでコンサートに参加、住民と交流する予定。

 打縁は愛川高卒業生を中心に3年前に結成、メンバーは20~29歳の男女10人。サブリーダー役の氏家智郎さん(29)=同町半原=は「演奏を通じて人との縁をつくることがグループの目標。迫力だけでなく、聞いた人にほほ笑みが出るような演奏をしたい」と練習に熱が入る。

 同国との文化交流は、実行委が8年前から音楽家や子どもたちを受け入れて音楽祭を開催。太鼓の技術指導にも力を入れ、現地の伝統文化の復活に貢献してきたという。

 実行委員長を務める諏訪部勲さん(76)は「昨年はルーブルの為替が悪化、負担が増えてサハの子どもたちが来日できなかった。交流事業は現地の政府関係者からも高く評価されている。今回、外務省の支援で音楽祭が継続できてよかった」と話している。