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「燈籠山」塗り絵で親しみ 珠洲の祭礼委が園児、児童に配布

6/23(金) 1:12配信

北國新聞社

 珠洲市飯田町で7月20、21日に行われる市無形民俗文化財「燈籠山(とろやま)祭り」を盛り上げるため、地元の小学校や保育所に通う児童、園児に祭りの呼び物である山(だ)車(し)「燈籠山」の塗り絵を描いてもらう取り組みが始まった。飯田町祭礼委員会が初めて企画し、19日から7月末まで展示する。飯田だけでなく近隣地区の子どもたちの関心を高め、将来の祭りの担い手確保につなげる。

 塗り絵はB4判で、かつて燈籠山の上に載っていた「恵比寿(えびす)さま」の人形と、燈籠山を引いたり、笛を吹いたりする楽しそうな人々が描かれた下絵となっている。

 飯田小では、児童が休み時間や空き時間などを利用し、赤や青色のパステルクレヨンを使って、思い思いの色彩に仕上げている。完成した作品は、祭礼前日から祭り会場となる飯田わくわく広場で展示する。

 市中心部に位置する飯田小は全校児童71人のうち、3割程度の20人が上戸、若山など近隣地区から通学しており、こうした児童は、飯田地区の「燈籠山祭り」との関わりはこれまで比較的少なかった。

 祭礼委員会は、少子化の進行による祭りの担い手不足を見込み、塗り絵を入り口に、飯田地区以外の子どもたちに燈籠山のにぎやかさを知ってもらおうと考えた。

 祭礼委員会は塗り絵用紙約300枚を用意し、飯田保育所や飯田小のほか、昨年から修学旅行で燈籠山の祭りを体験している新潟県上越市飯(いい)小にも送り、飯田わくわく広場や、能登空港にも置いた。

 塗り絵用紙は燈籠山祭りの公式サイトでもダウンロードでき、飯田わくわく広場を窓口に、市内外から幅広く募集する。祭りを取り仕切る総取締役の橋田淳次さん(47)は「飯田の子どもたち以外も祭りに親しんでもらい、祭りを担う後継者が育ってほしい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/23(金) 1:56
北國新聞社