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バーゼル3資本フロア見直し、ドイツが態度硬化か-仏に同調と関係者

6/22(木) 15:26配信

Bloomberg

バーゼル銀行監督委員会における銀行資本規制「バーゼル3」見直し作業で、ドイツが態度を硬化させ、米国との対立が再燃したことで、合意が危険にひんしているもようだ。

協議の非公開情報を理由に事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に語ったところでは、今年のより早い段階では合意のチャンスがあったが、ドイツは見直し案を最も頑強に批判していたフランスに歩み寄る方向で方針を転換した。

関係者の1人によると、バーゼル銀行監督委が既に作業を終えた2つの基準の実施先送りを米財務省が勧告したことに伴う、国際規制の実行可能性を巡る不安がドイツの姿勢の変化に反映されている。さらにフランス、そして就任したばかりのマクロン新大統領との連帯を示したいドイツ政府の強い意欲の表れとも受け止められるという。

銀行の内部モデルによる資産リスクの計測結果が、標準的手法をどの程度まで下回ることを許容するか定めるアウトプットフロア(資本フロア)の水準が、協議の最後の大きな障害となっている。バーゼル銀行監督委のイングベス議長は、内部モデル手法の計測結果が、標準的手法で算出した数字の45%を下回らないとする基準を2021年から導入し、27年の75%まで段階的に引き上げる妥協案を推している。同議長によれば、この案はバーゼル委で圧倒的多数の支持を得ている。

原題:Global Bank-Capital Talks Falter as Germany Hardens Opposition(抜粋)

Boris Groendahl, Silla Brush, Birgit Jennen

最終更新:6/22(木) 15:26
Bloomberg