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メイ英首相、EU市民の在住権保護を表明-EU首脳は計画全容待ち

6/23(金) 11:15配信

Bloomberg

メイ英首相は22日にブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議で、英国に暮らす欧州連合(EU)市民の在住権をEU離脱後も保護する方針を説明したが、他国の首脳の反応は芳しくなく、未解決の問題が依然として多いとの声が聞かれた。

メイ首相は約300万人の在英EU市民がEU離脱後も引き続き英国で暮らすことが可能になると述べ、将来についてできるだけの確実性を与えたい意向を示した。

在住権は2019年の英国のEU離脱を控えて通商協議が浮上する前にEUと英国が解決する必要がある主要問題の一つ。メイ首相は現在英国に暮らす家族の離散や本国送還を望まないと強調したが、EU首脳はメイ首相の提案では判断を差し控え、26日に提案の全容が公表されるのを待つこととした。

この提案はEU諸国首脳の要望を満たす上で大いに役立つとはいえ、在住権を巡る問題は英国の裁判所で解決されるべきだとするメイ首相の主張にEU側は反対する可能性が高い。

オーストリアのケルン首相は会議後に、「良い第1歩だと評価する」と述べた上で、「だが、保留状態の詳細部分が多く、多くの欧州市民がメイ首相の提案の対象にならず懸念している。交渉は長い道のりになる」と指摘した。

提案の詳細はメイ首相が議会で説明する26日午後に政府によって公表される予定。

原題:May Vows EU Citizens’ Rights in U.K. as Leaders Await Full Offer(抜粋)

Robert Hutton, Ian Wishart

最終更新:6/23(金) 11:15
Bloomberg