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ドルは111円台前半、原油安一服で円高圧力緩和-株さえず手掛かり難

6/23(金) 12:28配信

Bloomberg

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=111円台前半で小動き。原油安一服でリスク回避に伴う円高圧力が和らいでいる半面、株式相場がさえず、上下ともに動きは限定的となっている。

23日午後0時12分現在のドル・円相場は前日比ほぼ変わらずの111円35銭。仲値公表が集中する午前10時前後にかけて111円43銭まで強含んだ後は伸び悩み、ここまでの値幅はわずか20銭にとどまっている。

三菱東京UFJ銀行金融市場部為替グループの野本尚宏調査役は、「本当なら資源国で高金利の通貨に対してクロス円でキャリーっぽいポジションを取りたがっていたのが、原油が下がってきたことで、そうした動きが後退している感じ」と指摘。ドル・円は「そもそも値幅が出ないため、やっている人が少ない。結果、上下を実需に挟まれてレンジ感が強まってしまう」と説明する。

22日のニューヨーク原油先物は反発したものの、1バレル=42.74ドルで終了し、2日連続で43ドルを割り込んだ。23日の時間外取引では42.8ドル前後で推移している。世界的な供給過剰への懸念から原油相場は今週、直近高値からの下落率が20%を超えて弱気相場に入った。

野本氏は、原油相場は今のところ42ドルでサポートされているが、「まだクライマックス感はないようにみえる」という。来週も原油価格が注目で、仮に40ドル割れとなればエネルギー主導で株が売られる局面もあり、「米金利低下やリスクオフでドル・円も下値リスクが出る」とみている。

23日の東京株式相場は小幅高で始まった後、早々にマイナス圏に沈み、日経平均株価は0.01%安で午前の取引を終えている。米10年債利回りは時間外取引でほぼ変わらずの2.15%程度。

ユーロ・ドル相場も小動き。1ユーロ=1.1145ドルから一時1.1160ドルまで強含んだ。

Hiroko Komiya

最終更新:6/23(金) 12:28
Bloomberg