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「ロボコール」で9600万回、偽の商品勧誘-米当局が罰金134億円要求

6/23(金) 14:52配信

Bloomberg

米フロリダ州マイアミ在住の男が営業目的の自動音声による迷惑電話、いわゆる「ロボコール」を使って一般消費者に延べ9600万回もの電話をかけ、偽の旅行商品を売り込んだとして米連邦当局が罰金1億2000万ドル(約134億円)の支払いを要求した。当局はロボコールを利用したなりすましとして過去最悪の事例だと指摘している。

米連邦通信委員会(FCC)は22日のニュースリリースで、エイドリアン・アブラモビッチ氏が自身の広告用自動メッセージに消費者を応答させて欺こうとしたと断じた。1日当たり平均100万回超のペースで電話をかけていたことになる。

FCCの説明によると、電話は居住地域の局番からのように見せかけ、応答すると休暇プランを聞くために「番号1を押す」ように言われる。電話のメッセージにはエクスペディアやトリップアドバイザー、マリオット・インターナショナル、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスなどの企業名が登場するが、実際にはこうした企業と無関係のコールセンターにつながれる。

トリップアドバイザーのアダム・メドロス上級副社長が電子メールで発表したコメントによれば、「電話に出た米国民は最終的にメキシコのコールセンターに接続される。コールセンターはあり得ないような素晴らしい休暇プランを約束し、善良な一般人が苦労して稼いだ金を巻き上げようとする」。同社は顧客から苦情の電話を受け、FCCの調査に協力しているという。

FCCはアブラモビッチ氏の手口について、電話をかけた側の身元情報を故意に偽る違法行為だと指摘。同氏はなりすましのロボコールを3カ月間に9600万回行ったようだとし、提示した罰金額はこのうちFCCが証明した8万回に基づいて算出したと説明した。

同氏にはFCCが罰金を科すかどうかを決める前に反論の機会が与えられる。登録されている同氏のマイアミの居住地に電話したが、応答はなかった。

原題:Miami Man Faces $120 Million Fine for 96-Million Robocall Spree(抜粋)

Todd Shields

最終更新:6/23(金) 14:52
Bloomberg