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バナナが豊作で値崩れ 国会議員が「たくさん食べて」/台湾

6/24(土) 10:59配信

中央社フォーカス台湾

(台北 24日 中央社)台湾は6月にバナナの収穫最盛期を迎えた。バナナは昨年、天候の影響を受けて生産量が減少したものの、今年は例年より2割程度多い豊作となる見通し。だが、これに伴い、年初に1キロ当たり80台湾元(約290円)だった卸売価格が同20~40元(約70~150円)まで下落した。産地価格は一時期同5~8元(約20~30円)にまで落ち込んだと報道されている。

この状況を懸念した与党・民進党の立法委員(国会議員)らが23日、加工・輸出計画の早期策定や設備投資に対する補助制度、保険制度の導入など、政府の支援が不可欠であるとして、担当機関の重視を求めるとともに、消費者に対してもバナナをたくさん食べてほしいと呼び掛けた。

バナナは青いうちに収穫され、中間業者に買い取られた後で室(ムロ)と呼ばれる施設で追熟され、黄色くなってから市場に出回る。このため、産地価格と卸売価格の間に差があるという。豊作による生産過剰も値崩れに拍車をかける。

行政院(内閣)農業委員会の幹部職員は、軍や刑務所の給食にバナナを出すことが決まっているほか、企業の一括購入、輸出や加工技術のサポートなどで消費を促していると説明、8月に台北で開催されるユニバーシアード夏季大会でもバナナをPRするとしている。

(蘇龍麒/編集:塚越西穂)