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防御率0点台の安定感 今オフFA西武牧田を巨人とオリが狙う

6/24(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「複数のメジャー球団が獲得に興味を持っているようです」

 代理人筋がこう言うのは、今季中に国内FA権を取得予定の西武・牧田和久(32)のことだ。

 今季はここまでセットアッパーとして29試合に登板、1勝1敗17ホールド、防御率0・56。自責点はわずか2と抜群の安定感を誇っている。今年のWBCでは日本代表の抑えを務め、2012年には先発で13勝するなど、どのポジションでも器用にこなす。昨オフは西武から提示された2年契約を拒否し、単年1億円プラス出来高でサイン。WBCの際には将来的なメジャー挑戦の夢を公言、このオフはポスティングによるメジャー移籍も視野に入れているといわれる。

「牧田がポスティングでメジャー挑戦をした場合、3年8億~10億円程度の条件を出す球団があるとみられている。11月で33歳を迎えますが、ストライクゾーンの左右高低はもちろん、緩急も使える。走者がいるいないにかかわらず、クイックを駆使して打者のタイミングを外せるし、投球テンポも非常にいい。メジャーでもアンダーハンドの投手は希少で、その独特の球筋にMLBの打者は苦労するとみられています」(メジャー関係者)

 下手投げのリリーバーといえば、過去には高津臣吾(現ヤクルト二軍監督)が36歳を迎えた04年にメジャー挑戦、2年間で27セーブを挙げた実績がある。

■海をまたいだ大争奪戦に

 一方で、国内の複数球団も牧田に関心を示しているという。さる球界OBは、「メジャー以上の条件を出してでも中継ぎ、抑えができる牧田を欲しがっている球団がある。巨人とオリックスだそうです」と言う。

 巨人はリリーフ不足が深刻だ。頼りになるのは助っ人のマシソン、カミネロだけ。しかも、マシソンは年俸250万ドル(約2.8億円)の1年契約で、本人は来季のメジャー復帰も視野に入れているというから、牧田は垂涎の的だろう。

 オリックスもリリーフ陣が脆弱で、抑えの平野佳寿(33)が今年限りで3年9億円プラス出来高の契約が満了。海外FA権を保有していて、牧田と同様にメジャー志向が強い。今オフ、メジャー挑戦の可能性があるのだ。

 前出の球界OBが言う。

「今のプロ野球で上位を争うチームは、例外なく勝ちパターンのリリーフ投手が充実している。牧田はオリックスの平野と比べても年俸1億円と安く、多くの球団が獲得に乗り出しやすいのが魅力。メジャー以上の条件となると、3~5年程度の複数年契約を提示する必要が出てきますが、資金力が豊富なソフトバンクや、近年は球団経営が好調なDeNAあたりも牧田が欲しいはずです」

 今オフ、サブマリンを巡り、海をまたいだ大争奪戦が繰り広げられそうだ。

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