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【広島】「消える打球」の“穴”開けたのは松山だった…13得点大勝にも貢献

6/24(土) 6:03配信

スポーツ報知

◆広島13―3阪神(23日・マツダスタジアム)

 リーグ連覇を狙う広島が、交流戦明けの首位攻防第1ラウンドに圧勝した。初回、田中の打球が左翼フェンスのラバーに“消える”珍しい二塁打となり、3点を先取。5回には3発で8点を追加し、今季最多の17安打&13得点で2位・阪神を下し、今季最大の4ゲーム差に広げた。

 首位攻防の第1ラウンドは、前代未聞の“珍ヒット”で幕を開けた。初回の先頭、田中だ。メッセンジャーの初球、直球をとらえた打球が左翼へ。ジャンプして捕球を試みた左翼手・福留のグラブをかすめた次の瞬間、ボールが消えた。

 フェンス直撃のように見えたが、実はラバー部分にあいたわずかな切れ目にボールが吸い込まれたのだ。橘高三塁塁審は一度、本塁打のジャッジを下した。田中も本塁まで戻ってきたが、リプレー検証の結果、二塁打の判定。「本塁打ではないと思った」。クールに振り返ったこの一打から3得点。今季0勝2敗だった天敵、メッセンジャーの出はなをたたくことに成功した。

 実は、この切れ目。過去に松山が練習中にスパイクをひっかけて、できたものだという。「直してくれていると思ったんですけど」と苦笑いした松山はメッセンジャーから2打席連続の犠飛。いずれもファーストストライクを打ちにいったもので、事前の狙いがはまった。初球をたたいた田中も「ミーティングの指示通り、積極的にいきました」とニヤリ。石井打撃コーチは「メッセは立ち上がりは探りにくる。いい先制パンチになったね」としてやったりの表情だった。

 相手エースを4回でKOすると、5回は一発攻勢で試合を決めた。交流戦で打率4割1分1厘のトップだった丸が13号2ラン、エルドレッドの17号2ランにトドメは菊池がバックスクリーンへ4号満塁弾を放り込んだ。この回、打者11人で8得点。終わってみれば今季最多の17安打、13得点。2位とのゲーム差を今季最大の4に広げ、緒方監督は「甘い球をしっかりとらえる理想的な攻撃。言うことないね」と力強くうなずいた。リーグ再開初戦はカープの圧倒的な強さだけが際立った。(角野 敬介)

 責任審判の橘高三塁塁審(一度は本塁打と判定したが、リプレー検証で二塁打に)「オーバーフェンスの感覚はなかったが、ボールが探してもなかったので。ラバーが抜けるのは予想外でした」

最終更新:6/24(土) 8:13
スポーツ報知

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