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マツダスタジアムで珍事 消えた打球騒動を追跡

6/24(土) 14:00配信

東スポWeb

<広島13-3阪神(23日)>マツダスタジアムで前代未聞の珍事が起きた。1回の広島の攻撃で、先頭打者の田中広輔内野手(27)が阪神先発・メッセンジャーの投じた初球のストレートを左方向へはじき返すと、打球はフェンスに向かってグングンと伸びた。左翼手の福留がジャンプして捕球を試みるも一歩及ばない。田中はダイヤモンドを1周したが、打球はスタンドにも福留のグラブの中にも入っておらず、審判団はリプレー検証。その結果、フェンスのラバーが切れて、カンガルーの腹の袋のようにたわんだところにスポッと入っていたことが判明し、田中の一打は二塁打となってプレーが再開された。

 一体なぜ、プリンセス天功ばりのイリュージョンが起きたのか? 試合前にフェンスも含めた球場内のチェックをするのは審判の仕事。しかし、この日の責任審判を務めた橘高審判は「地方球場ではグラウンドや周囲の確認はする。言い訳になるが、ラバーがめくれてこのようなことが起こるとは予測できなかった」とバツが悪そうに話した。

 そもそもどうしてフェンスのラバーが切れていたのか? おそらく球界初とみられる“ホールインワン”を達成した田中は「松山さんが練習中にスパイクで引っかけていたみたい」と証言。松山も「いつか忘れたけど、練習でズボッとはまった記憶はある。でも、もう直してあるかと思った」と“容疑”を認めた。

 5回終了後のグラウンド整備中に、ラバーの隙間が空いた部分に補修用テープで応急処置が施された。試合後に現場検証を行った鈴木球団本部長は「旧市民球場の時から見たことないよ。球界初じゃないか(笑い)」と驚くばかり。広告の兼ね合いからラバーの張り替えは毎年オフに行っている。当該箇所以外にもスパイクの跡はあったそうだが、ひとまず応急処置で再発防止に努めることになりそうだ。

最終更新:6/24(土) 15:28
東スポWeb

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