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牛放牧6年ぶり再開 猪苗代町営磐梯山牧場

6/24(土) 11:16配信

福島民報

 東京電力福島第一原発事故の影響で使用を自粛していた福島県猪苗代町の町営磐梯山牧場は23日、6年ぶりに牛の放牧を再開した。
 放牧地約15ヘクタールを開放し、電気牧柵などを設けた。初日は町内と喜多方市計6カ所の畜産農家から乳牛と肉牛8頭ずつ計16頭を受け入れた。
 開牧式で前後公町長が「磐梯山麓で育った安心安全な牛を通して、食の風評払拭(ふっしょく)につなげたい」と述べた。この後、搾りたての町産牛乳で乾杯し、再開を祝った。
 牧場は牧草地約80ヘクタールを有し、例年5月下旬から10月末まで約40頭の牛を受け入れていた。牛用飼料の放射性セシウムの暫定許容値が1キロ当たり100ベクレルに厳格化された2012(平成24)年2月の調査で、町内の飼料が暫定許容値を超え、使用自粛を余儀なくされた。2013年から4年間、天地返しなどの除染を行った。昨年6月の調査で暫定許容値を下回り、再開に向け準備を進めてきた。
 町内で酪農を営むJA会津よつば酪農部会副部会長の成田昌夫さん(65)は乳牛2頭と肉牛1頭を放牧した。成田さんは「再開までの関係者の努力に頭が下がる。磐梯山麓の豊かな自然に戻った牛を大切に育てたい」と話していた。

福島民報社

最終更新:6/24(土) 11:42
福島民報

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