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山手線の新型車両はここがすごい!

6/24(土) 16:20配信

投信1

山手線に新型車両本格投入開始

2017年5月22日から山手線に新型車両が本格的に投入され始めました。E235系と呼ばれ、量産先行車1編成に加え今年度中に15編成、東京オリンピックの年である2020年春ごろまでに34編成、累計50編成が順次投入されます。

外観面では編成前面の運転台の窓の下だけがグリーンになっている従来型E231系500代とは異なり、前面全体がグリーンになっています。インテリアで最も特徴的なのは手すりがつるつるではなくすこしざらざらしている点です。

ちなみに、このE235系は鉄道友の会の2017年ローレル賞に輝いています。

「コミュニケーションする車両」

JR東日本によると、新型車両のコンセプトは「お客様、社会とコミュニケーションする車両」とされています。2つの点から具体的に見てみましょう。

 広告はデジタルサイネージ化を進める

乗客とのコミュニケーションという観点での大きな変化は、デジタルサイネージ(液晶パネル)の増設です。1車両あたり最大36画面ものパネルが搭載されています。これによって、山手線はこれまで以上に広告媒体としての価値を高めていくことでしょう。

 安全・保守のための列車情報のコミュニケーション力もアップ

運行する列車の情報を安全・保守に結びつけるコミュニケーション能力もバージョンアップされました。車内だけではなく、車体下部には線路設備をモニターするセンサーを、車体上部には架線の状態などをモニターするセンサーを設置し、常時機器類の状態監視を行います。

これらのデータを編成内、メンテナンス基地、現場作業員などがリアルタイムで共有し、省エネで快適な運行を行うだけではなく、事故予防とメンテナンスを効率的に実施することができるようになります。

これは列車版のスマートメンテナンスと呼ばれ、人口減少と熟練作業員不足への対応策として同社が積極的に推進しているプロジェクトです。

乗り心地や防犯面も着実に改善

先進技術の採用ばかりでなく、乗客の利便性を向上するための地道な改善にも手抜きはないようです。荷棚の高さは従来より5cm引き下げられ、手すりはつるつるした質感から微細な凸凹の質感に変更されています。

また、優先席前・フリースペース前の床色も従来のグレーではなく目に付きやすい濃赤・ピンクに塗装されるなど、あらゆる利用者の利便性に配慮がなされています。

昨今は鉄道トラブルが多く、列車運行に支障が出るケースも増えているように思います。JR東日本はE235系全車両に、1車両あたり4台の防犯カメラを順次設置していくと発表しています。

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最終更新:6/24(土) 16:20
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