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権力チェック機能を失ったメディアの現状と第三者監視機関の必要性について(前川喜平前次官会見)

6/24(土) 0:45配信

ビデオニュース・ドットコム

(C) ビデオニュース・ドットコム

 加計学園の獣医学部新設をめぐり、首相官邸の介入によって行政の適正な手続きが歪められたとして、安倍政権と対立している文部科学省の前川喜平前次官が6月23日、日本記者クラブで記者会見を行った。前川氏が記者会見を行うのは、5月23日の最初の会見で文科省から流出した文書の真正性を証言して以来、二度目のこととなる。

 前川氏は今週、文科省が公表した萩生田光一官房副長官の発言を記したとされる文書について、内容はほぼ事実との考えを示すなど、首相の友人がトップを務める加計学園が獣医学部の設置を認められた背後に首相官邸の深い関与があったとする従来の考えを繰り返した。

 しかし、この会見では、前川氏は新たに、政権とメディアの癒着に対する厳しい批判を展開した。

 前川氏は、唐突に自身の出会い系バー通いを報じた読売新聞の記事に首相官邸の関与があったとの考えを示したほか、NHKが他のメディアに先駆けて氏をインタビューしておきながら、それを放送しなかったことを批判した。

 さらに前川氏は、5月17日に朝日新聞がスクープした文科省の内部文書の存在をNHKがその前日に報じていたことを指摘した上で、その報道では文中の「官邸の最高レベル」の部分が黒塗りなっていたとして、NHKの報道にあり方に強い疑問を呈した。

 前川氏はまた、首相官邸と文科省の関係を「ヘビに睨まれたカエル」と表現し、首相官邸に過度な権力が集中していることを指摘した上で、加計問題で事実を究明するためにも、また権力の暴走をチェックするためにも、第三者機関による監視機能を導入する必要性を訴えた。

 6月23日の日本記者クラブの前川氏の記者会見や6月19日に行われた安倍首相の「やらせ」記者会見の映像を元に、メディアと権力の関係をジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。


(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)