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「藤井四段効果」で教室入会待ち 本格将棋盤や関連商品も好調

6/24(土) 8:19配信

福井新聞ONLINE

 14歳の最年少プロ棋士、藤井聡太四段がデビュー後公式戦負けなしの快進撃を続け、福井県内でも将棋熱が急上昇している。同世代の活躍に子どもたちが胸を躍らせ、各地の教室は盛況。本格的な将棋盤や関連玩具も売れている。最多記録更新となる29連勝をかけた26日の対局を前に、“藤井効果”は高まるばかりだ。

 ■棋譜が手本

 23日夕、福井市二の宮1丁目の「まなびサイト二の宮店」で、中級の将棋教室が始まった。指導する元女流アマ名人の石内奈々絵さんが、大盤で藤井四段の棋譜を再現する。子どもたちは、1手1手の狙いを考えながら、真剣に見つめていた。

 昨秋に将棋を始めた幸風俊輝君は「1手で逆転できるのが将棋の面白さだけど、藤井四段は冷静でずっと有利でいられる」と話す。

 同店は現在、入会待ちの状態。石内さんは「女の子が学校で藤井四段の話を普通にするほど人気はすごい。他の教室でも問い合わせが増えており、将棋の勉強がコミュニケーションを学んだり、交友関係をつくったりする場になってほしい」と目を細めた。

 ■かっこいい

 藤井四段が28連勝を成し遂げた21日夜、同市の宗石京也君は、父の展也さんに「将棋バトルがしたい」と突然言い出した。「聡太四段を見ていてかっこいいと思い、やりたくなった」と京也君。押し入れに長年しまってあった将棋盤を取り出し、展也さんに駒の動かし方を教わった。

 京也君は昨年12月、藤井四段がデビュー戦で現役最年長だった加藤一二三・九段を破った時から注目。「あれからずっと勝ち続けるのはすごい。僕もプロ棋士になりたい」と目を輝かせた。

 突然のバトルの申し入れに展也さんは「驚いたけれど、考える力がつくからいいと思う。将棋好きだった私の父の血を受け継いでいるのかも」と話していた。

福井新聞社