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脳機能修復の関与細胞を発見、脳卒中の予後・治療に期待

6/24(土) 10:27配信

ニュースイッチ

山梨大など

 山梨大学医学部薬理学講座の小泉修一教授と慶応義塾大学医学部の岡野栄之教授らは、脳卒中が起きた後の脳組織の修復に関わる細胞を発見した。脳に栄養を供給するなどの機能を持つ神経細胞「アストロサイト」が、脳卒中のダメージを受けて死んだ細胞食べる能力「貪食性」を獲得し、脳から除去していた。マウスの実験で明らかになった。脳梗塞の予後やリハビリのプログラム開発に役立つ。

 脳梗塞やくも膜下出血などの脳血管傷害は国内患者数が120万人と多く、脳の血流が滞ることで起きる片まひなどの重篤な後遺症が問題となっている。

 研究チームが、脳卒中モデルのマウスでアストロサイトを観察すると、脳梗塞後にアストロサイトが「貪食性アストロサイト」に変化し、ダメージを受けた細胞を除去していることが分かった。生理学研究所、新潟大学、群馬大学との共同研究。成果は、英電子科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。

最終更新:6/24(土) 10:27
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