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元フェラーリのフェリペ・マッサ「今後ライコネンはフェラーリが勝利するために難しい立場に立たされる」

6/24(土) 7:37配信

motorsport.com 日本版

 これまでフェラーリは、あるひとりのドライバーを確実に勝たせるために、チームオーダーを課すことはないと断固として主張している。しかし、元フェラーリのドライバーであるフェリペ・マッサは、フェラーリがセバスチャン・ベッテルを支持するのは余儀のないことであると確信しているようだ。 

写真:2017年モナコGP表彰台。終始笑顔のベッテルに対し、硬い表情を崩さなかったライコネン

 それにより、レース戦略によってチームメイトであるベッテルの先行を許してしまい、モナコGPでの勝利を失ったキミ・ライコネンが、今後厳しいシチュエーションに立たされることになるとマッサは考えている。

 マッサは次のように自身の考えを語った。

「キミが立たされる状況は今後厳しくなっていくだろう。フェラーリはチャンピオンシップで勝利できるビックチャンスがあることを理解しているからね」

「彼らは何年も前から勝つために、全ての可能性を試している。フェラーリは2007年と2008年にコンストラクターズチャンピオンになってから、勝利していない。彼らはできる限りのことをやろうとするはずだ」

「そして違う視点から見れば、残念なことにキミが望むようなポジションに、彼はいない。僕が言いたいのは、彼はどのような出来事が起ころうともそれを受け入れる必要があるということだ」

 またマッサは、今後フェラーリが全力でベッテルを支援すると睨んでおり、それはメルセデスがルイス・ハミルトンの優先度をあげる可能性を誘発すると示唆している。

「フェラーリがそのようなことをするのであれば、メルセデスも同じようなことをしなければならないのは明らかだ。逆のことも言える。今後ハミルトンが余裕勝ちをするのなら、フェラーリも黙ってられないだろう」

「でもそうでもしなければ、彼らはポイントを諦める必要があるし、最終的にチャンピオンシップに影響を与えるかもしれない」

 マッサはチャンピオンシップを勝利するためにも各々のドライバーを優遇するチームの方針を肯定し、何も間違っていないと語る。しかし、2002年オーストラリアGPで起きたルーベンス・バリチェロとミハエル・シューマッハー間でのチームオーダーによるポジション入れ替えや、2010年のホッケンハイムで起きたマッサとフェルナンド・アロンソの順位逆転は正しくなかったと思っているようだ。

「2007年は彼(ライコネン)をかなりサポートしたと思う。これは明らかなことだ」

「2008年にキミが僕にしてくれたことと2007年に僕がキミにしてあげたことは、完全にスポーツに則っていたと思う」

「でも2002年のオーストラリアで起きたあの彼(シューマッハー)とルーベンスの間で起きたことは良くなかったと思う。それはスポーツの範囲外だった」