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「日本で就職せざるを得ない」グローバル就活に挑むエリート留学生がぶつかる壁

6/24(土) 20:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

グローバルに活躍できる人材の採用を強化する企業が増え、海外留学生へのニーズもますます高まっている。学生側も、留学経験者を中心に海外転勤を含めた海外と関わる仕事を求めるケースも増えてきている。 にもかかわらず、なぜ「グローバルエリート」として海外での現地就職を選ぶ日本人学生は少ないのか?

【画像】留学しても、いろいろなハードルがあり、日本での就職を選ばざるを得ない、という学生は多い。

現地就職したのは6%

ディスコキャリタスリサーチが2017年の2月~3月にかけて行った調査によると、日本人で海外留学経験のある9割以上(ぜひ働きたい=72.8%、どちらかといえば働きたい=19.1%)が海外での勤務を希望していることがわかった。これは留学経験のない学生の45.2%(ぜひ働きたい=19.2%、どちらかといえば働きたい=26%)と比べても極端に高い。

日本企業の国際的なプレゼンスが低下する中、日本での就活(日本企業、外資系企業)に止まらず、直接海外での就活に挑む、というのも学生の中で選択肢のひとつになってきている。

しかし、現実はそう簡単ではない。JASSO(日本学生支援機構)が2011年に行った日本人留学生の追跡調査によると、留学後に現地就職した学生の割合は5.8%。2004年の2.8%と比較して増えてきてはいるものの、留学生にとってまだまだ現地就職の壁は高い。

「一番大きいのはビザの問題ですね。特にアメリカのケースですが、昨年のトランプ政権発足からは外国人の就労ビザの基準がさらに厳しくなった。その影響もあり、最初から諦めてしまう学生も多いと思います」

ディスコ広報課の吉田治課長はそう語る。

有給インターンビザでつなぐ「就活」

慶應義塾大学経済学部からサンノゼ州立大学に1年間の交換留学をした瀧澤優作さん(22)は、1年間という期限付きだが現地のスタートアップでの採用を勝ち取った。当初は1年間の留学期間が終わったら帰国するつもりだったのだが、どうしても現地で就職したいと思うようになったという。

「日本の会社に入って日本人向けのサービスを作ったとしても、人口が1億人くらいしかいない市場で先細りするのは目に見えている。サンフランシスコに来たら、最初からみんな世界を見ているし、あらゆることのスケールが圧倒的に大きい。インターンでも月収100万円プラス家賃補助20万とか、そういう世界です」

現地に残ろうとあらゆるツテを頼って“就活”した結果、あるスタートアップからインターンシップのオファーを受けた。無給だったが、1カ月後に成果が認められ、J-1ビザ(1年もしくは1年半の間、有給でインターンシップができるビザ)で働くことになった。

「こっちでなんとか仕事を得ようとしている日本人留学生は全然いないですね。4年間留学している人はビザも自分よりははるかに優遇されている。もっとチャレンジすればいいのに、と思います」

瀧澤さんは無事J-1ビザを得られたが、大変なのはこれからだ。

「自分は経済学専攻で、これと言って売れるスキルがない。シリコンバレーでの就活はネットワークがものをいいます。1年間で自分の能力を磨いて、もっといい会社にステップアップできるよう頑張らないと」

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最終更新:6/24(土) 20:10
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