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米津玄師「遠くへ行け」理解者、友達がいない中学生・高校生へ

6/24(土) 20:00配信

TOKYO FM+

米津玄師さんが、10代向けのラジオ番組TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。米津さんのリリースしたばかりの新曲「ピースサイン」にちなみ、「“やべー!”と思った時に、どう切り抜けて“ピースサイン”をした」のか、リスナーのエピソードを聞いていきました。その中から高1の女子リスナーとのやり取りを紹介します。
(TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」6月21日放送分)

◇◇◇
とーやま校長「どんな“やべー!”ことがあったの?」

リスナー「今年高校に入学したんですけど、小学校から一緒の子が同じクラスになって、最初はその子と仲良くて一緒にいたんです。でもその子は明るい性格で、どんな子ともしゃべれて友達を作るのが上手な子で、クラスの他の子たちと仲良くなっちゃったんです。でも私はそういうのが苦手なので、1人ぼっちかなっていう感じになってしまいました」

とーやま校長「積極的に話しかけると、向こうの足かせのようになってしまう気がして、気を使っちゃったりしたってことか」

リスナー「はい、そうですね」

とーやま校長「このヤバい壁をどうやって乗り越えたの?」

リスナー「私は1人で考えるタイプなので家で悩んだりしたんですけど、考えた結果、無理して行くとこれから大変かなって思いました。まだ始まったばっかりだし、今はひとりでいてもきっとそのうち仲がいい友達が作れるかなって思って、今は無理して明るい子たちとつるむより、1人でいることを決断しました」

とーやま校長「米津先生。耐えながらポジティブな気持ちをずっと持つというのはいかがですか」

米津「15歳とか中高生とかで、1人でいる決断をするって、結構相当な決断だと思うんですよね。それができた彼女はすごいなと思いますね」

リスナー「ありがとうございます」

とーやま校長「その決断を体にしまって、結果、どうなったの?」

リスナー「1人でいようって決めてから1週間ぐらいは、1人で教室移動とかもしてたんですけど、席が近かった子と話をするようになったんです。その子とは性格が合うなって思って、今ではいつも一緒にいるぐらい仲良くしています。なのでその時の決断は、良かったなって思っています」

米津「すごいね! そういう決断ができるっていうのはすごく強いですね」

とーやま校長「ここを乗り越えられた強さっていうのは、他のところでも活かせると思う」

米津「それができるんだったら、この後ちゃんと生きていけるだけの力があなたには宿っているはず。だから、すごく自信を持っていいと思う」

リスナー「ありがとうございます!」

とーやま校長「その友達といっぱい遊んでいっぱい思い出作れ!」

リスナー「はい!」


最後に米津さんが、リスナーに向けてメッセージを送りました。

【遠くへ行け】
これは、「ピースサイン」の1サビのどあたまの言葉なんですけど、自分の中の基本理念というか、根幹にある言葉なんです。
俺は徳島県で生まれて、中学生・高校生くらいの時に、地元で悶々としながら生きて来たんです。周りに自分のことを分かってくれる人とかあんまりいなかったんですよ。話が合うヤツもいなかったし、趣味が合うヤツもいなかったし。
だから、俺はもしかしたら生まれて来るところを間違えたんじゃないかってすごく思ってたんです。俺はとにかく、その頃から遠くへ行きたかった。

それで遠くへ行って今に至るわけですけど、そうして周りを見渡してみたら、色んな理解者だとか友達とかがいっぱい増えたんですよね。もし今周りにいる人たちに対して「わかってくれないな」と思うような中学生・高校生がいたんだとしたら、もしかしたらそこからちょっと離れるだけで、自分のことをよくわかってくれる、ひょっとしたら運命なんじゃないかって思えるようなくらいの理解者に絶対に出会えるはず。
だから、『遠くへ行け』っていう言葉は、自分ではすごく大事だと思っています。

最終更新:6/24(土) 20:00
TOKYO FM+