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F2バクー戦レース1:イエローフラッグ、セーフティカー相次ぐ大混乱のレースを制したルクレールが優勝

6/24(土) 19:00配信

motorsport.com 日本版

 FIA F2選手権第4戦バクーのレース1が行われ、プレマのシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウインを飾った。レース1は、終始イエローフラッグとセーフティカーが相次ぎ、大混乱となった。

F2バクー戦レース1リザルト

 2番グリッドからスタートしたART Grand Prixの松下信治は、スタートで遅れをとったことでニック・デ・ブリーズ(ラパックス)に交わされてしまい、さらにニコラス・ラティフィ(DAMS)やアントニオ・フオッコ(プレマ)にも先行を許してしまったため、5番手まで順位を落とした。

 また7番グリッドのジョニー・チェコット(ラパックス)がスタートに失敗し、グリッド上に取り残されたことで、早速セクター1と3にイエローフラッグが振られた。ピットに戻ったチェコットは、1周遅れでレースに参加するも即座にクラッシュ。これによりセーフティカーが出動した。

 首位ルクレール、ラティフィ、デ・ブリーズ、フオッコ、松下、アーテム・マルケロフ(ロシアンタイム)という隊列で、3周目からレースが再開。

 その1コーナーで松下は、フオッコとマルケロフに挟まれ、3ワイドになったが、フオッコに覆い被さってポジションを上げ、かつ、背後からやって来たマルケロフをイン側から防衛した。これにより松下は4番手、以下マルケロフ、フオッコと続いた。

 トップを走行するルクレールが連続で最速ラップタイムを記録。2番手のラフィティを引き離し、さらに3番手のデ・ブリーズがラフィティを交わし2番手に浮上する中、松下とマルケロフの4番手争いが白熱する。

 マルケロフは松下の背後につけ、オーバーテイクのチャンスを伺う。松下はポジションを守るも、ストレート上でストップストリームに入りDRSを使用したマルケロフに太刀打ちできず、7周目で松下が交わされてしまった。

 その間、フオッコがセルジオ・カナマサス(トライデント)をかわそうとしたのか、背後から近寄り過ぎてしまい、カナマサスの左リヤタイヤの上に乗り上げてしまったことで、クラッシュした。これによりセクター1でイエローフラッグが振られた。

 これを合図に6周目でフオッコやレーシングエンジニアリング勢らが一斉にピットイン。さらに7周目の終わりでルクレール、ラティフィ、松下ら上位勢がピットインを行なった。

 ルクレールは8番手に復帰、ラティフィ、松下もそれに続いた。

 その翌周、デ・ブリーズがピットインし、ルクレールの背後でレースに復帰。ポジションアップに成功した。

 さらに9周目の終わりでマルケロフがピットイン。松下の前で復帰した。タイヤの温まっていないマルケロフを松下が襲うも、同時にナビル・ジェフリー(トライデント)がコース上でクラッシュを喫したため、バーチャルセーフティカーが宣告され、バトルはお預けとなってしまう。

 波乱は続き、12周目でルイス・デルトラズ(レーシングエンジニアリング)がクラッシュ。セーフティカーが宣告され、デルトラズのマシン回収後、15周目からレースが再開した。

 レース再開後の1コーナーで、松下はマルケロフを交わし6番手に浮上。さらにラティフィはやりあっている松下とマルケロフをごぼう抜きし、5番手に浮上した。マルケロフは松下を追うも、背後から来たローランドに攻略されてしまったため、ポジションをさらに落とした。

 松下の勢いは止まらず20周目の1コーナーで、ボッシュの前に出たかと思いきや、そのままランオフエリアにオーバーシュートしてしまった。レースに復帰するも松下は15番手まで順位を落としてしまった。

 それでも松下は26周目の段階で、ラフティ・ボッシュ(カンポス)とカナマサスがポジションを落としたことで、13番手までポジションを回復させていたが、シーン・ゲラエル(アーデン)がターン8でクラッシュを喫したことで、多重事故が発生。

 松下の前を走行していたセルゲイ・シロトキン(ART)、グスタフ・マルジャ(レーシングエンジニアリング)らがそれに巻き込まれてしまった。松下は間一髪のところで難を逃れ、マーシャルの手を借りて再発進することができた。

 この事故によりセーフティカーが出動したものの、ターン8はマシンが通過することができず、すぐにレッドブラッグが振られた。隊列はピットに戻されてセッションの再開を待ったが、間も無くしてレースが再開されないことがエントラントに伝えられ、そのままレース1は幕を降ろすこととなった。

 レース1の順位は24周目までの結果が反映されることになった。暫定順位は首位クルレール、デ・ブリーズ、ラティフィ、ローランド、マルケロフ、ナトー、キング、ボッシュ、カナマサス、シロトキンであるが、数名タイムペナルティを被っているため、最終結果が変更される可能性もある。

追記:セルジオ・セッテ・カマラ(MPモータースポーツ)とゲラエル、ロベルト・メルヒは、イエローフラッグ無視により10秒のタイムペナルティを受けるため、15番手だった松下がポジションを上げ、12位となった。