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新理事長に草光氏 やまゆり園指定管理者

6/24(土) 9:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 19人が刺殺されるなどした県立障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)を指定管理者として運営する社会福祉法人「かながわ共同会」は23日の理事会で、新理事長に草光純二理事、常務理事に樋川芳夫理事をそれぞれ選出した。引き続き県職員OBがかじ取り役を担う体制となる。

 事件の対応に当たってきた理事長の米山勝彦氏、常務理事の赤川美紀氏は同日退任した。同日の定時評議員会で理事6人が決定し、続く理事会で理事長らを選出。残る理事は共同会が運営する4園(同園、愛名やまゆり園など)の各園長が務める。任期は約2年。

 また、社会福祉法人制度改革により設置が義務付けられ、理事の選任や運営を監督する評議員会には従来の理事を中心に7人が名を連ねている。

 事件を検証した県の第三者委員会は昨年11月、施設と県の情報共有に問題があったと結論付け、県は共同会に改善を勧告した。共同会は同12月に危機管理対策本部や人事・企画部の設置を盛り込んだ改善計画書を提出。米山氏は今年1月、事件の責任を取って辞任する意向を示していた。

 新体制について明治学院大の茨木尚子教授(障害者福祉)は「県職員OBや内部職員を中心とした旧来型の体制。施設運営や人材育成などで新しい風が入る余地が感じられない。先進的に地域生活移行に取り組んでいる他の法人関係者や外部有識者の知恵を入れる仕組みづくりが重要だ」と指摘している。