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雪辱なるか「橋の名は。」 相模原市、昨年応募ゼロの命名権

6/24(土) 18:01配信

カナロコ by 神奈川新聞

 積極的な歳入確保策として命名権(ネーミングライツ)導入を進めている相模原市が、南区南台の県道に架かる歩道橋の命名権パートナーを募集中だ。昨年、命名権対象を土木施設に拡大し、別の歩道橋で募集したが応募はゼロ。今回は物件を変更しての再チャレンジとなる。土木施設での導入目標値は3年以内に12施設だが、道のりは険しそうだ。

 命名権は、企業(パートナー)が施設に愛称として企業名や商品名を付け、その対価を支払う仕組み。相模原では市が施設を指定してパートナーを募る「募集型」と、企業側が施設とともに金額など希望条件を提示する「提案型」の2種類がある。

 道路やトンネル、歩道橋などの土木施設への命名権は2016年度に導入。交通管理者など関係機関との調整が必要なため「募集型」のみで、収入は土木施設の維持管理に充てる。昨年6月、周辺の清掃美化活動など地域貢献の提案も条件に、国道129号の塩田原交差点に架かる「しおだ夢のかけ橋歩道橋」(中央区田名塩田)で初めて募集、周辺の企業に呼び掛けも行ったが応募はなかった。

 今回の「横断歩道橋(県道51号)」は小田急相模原駅北口の再開発ビルをつなぐ形で、県道町田厚木線(通称「行幸道路」)に架かっている。昨年の「しおだ-」と異なり信号機がないため、▽ロゴマークに複数の色が使える▽表示箇所の下地を白色にできる-など条件がやや緩和された。

 市は、命名権獲得の利点に愛称表示のほか「地域貢献の場として活用できる」ことを挙げており、「趣旨に賛同するのであれば本社・本店所在地は市内外を問わない」「地域貢献の頻度も併せて提案して」としている。月額2万5千円以上で、募集は7月12日まで。詳細は市ホームページで確認できる。

 また「提案型」命名権も7月31日まで募集中。審査などがスムーズに進むよう、今回から必要な手順として事前相談の実施を明記。募集期間を2カ月以上前倒しし、年度内の契約を目指す。

 昨年度に策定した「第2次さがみはら都市経営指針実行計画」では、効果的な財政運営・積極的な歳入確保の項目で「ネーミングライツの推進」を掲げている。