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「中学校部活動に休養日を」 海老名市教委検討委で医師提案

6/24(土) 20:02配信

カナロコ by 神奈川新聞

 中学校部活動の在り方を議論する海老名市教育委員会の第2回部活動検討委員会が22日開かれた。整形外科医が休養日を週1~2日設定することの医科学的な効果などを説明し、学校ごとの休養日設定を提案した。

 委員を務め、市内で開業する医師の山田博之さんは「オーバーユース(使いすぎ)症候群の運動部の生徒たちをよく診ている。休養を取るように説明するが、なかなか理解してもらえない。分かっていても先輩や顧問に言いにくいと聞いている」と治療現場の実態を報告した。

 休養日について「運動生理学的に週1~2日休み、痛めた筋組織や関節を回復させる方が、運動能力が向上して良い成績を残せることは定説になっている。成長期の子どもにとってはより配慮が要る」と訴えた。

 基準を作り、現場で順守させるには医師と顧問、コーチ(外部指導者ら)、保護者がスポーツ障害の予防に向けて共通意識を持つために連絡票の導入も求めた。

 市教委が昨年度実施したアンケートによると、運動部で1週間全く休まない生徒が6割に達した。同検討委員会は実態をさらに把握するため、7月に顧問の指導方法などを尋ねる保護者アンケートを実施することを決定した。

 このほか、2015年度に市内6中学校で発生したけがの事故状況が報告された。182件のうち、部活動中が約半数を占めた。