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能登線脱線事故、記憶風化させぬ 現場で語り部の会

6/24(土) 1:42配信

北國新聞社

 JR西日本七尾鉄道部は23日、32年前に穴水町古君で起きた旧国鉄能登線脱線事故の現場で、「語り部の会」を開いた。同鉄道部やのと鉄道の社員35人が、当時を知る旧国鉄OBの話に耳を傾け、事故を風化させず安全運行の教訓にすることを誓った。

 事故は、1985(昭和60)年7月11日、金沢発蛸島行きの急行「能登路5号」が、長雨で盛り土が崩れた線路に乗り入れて脱線し水田に転落、7人が死亡、29人が負傷した。

 事故当時、穴水駅長だった橋本敏さん(80)、同駅副駅長だった中村光隆さん(74)、七尾線CTCセンター長だった濱彰さん(73)の3人が招かれ、社員らと慰霊碑の前で黙とうした。同鉄道部の社員2人が献花した。

 橋本さんは「自然災害は予想がつかない。常に心しなければならない」と語った。中村さんは「事故があってすぐは頭の中が真っ白だった。確認を重ねて行動してほしい」と呼び掛けた。濱さんは「安全は輸送業務の基礎だと肝に銘じてほしい」と訴えた。

 語り部の会に先立ち、社員らは慰霊碑周辺の草刈りに取り組んだ。

北國新聞社

最終更新:6/24(土) 1:42
北國新聞社