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8割以上が「未消化の有給休暇が多い」などと不満 労働者意識調査

6/25(日) 8:10配信

ZUU online

労働者意識調査の結果が発表され、休日数に満足していない層の8割以上が「未消化の有給休暇が多い」「まとまった休暇が取りにくい」と感じていることが分かった。また、今後半年間の日本の経済状況については、「停滞する」と見込む人が5割以上にのぼった。

調査は、人材サービスのランスタッドが新設した研究機関「ランスタッド・リサーチインスティテュート」が行った。対象は20~69歳の国内労働者1800人。

■「未消化の有給休暇」に不満

「実際に取得する休日数に満足しているか」の問いでは、「満足」8.1%、「やや満足」27.7%、「どちらでもない」32.2%、「やや不満」21.1%、「不満」10.9%という結果となった。

休日数に満足(満足+やや満足)とする人の合計は35.8%、不満足(不満+やや不満)の合計は32.0%となる。3割を超える人が休日数に満足していることが分かったが、不満足層とは大差はなく、3.8ポイント上回っただけだった。

休日数に「不満足」と答えた層に現在の仕事状況に関する質問をしたところ、「未消化の有給休暇が多い」と感じている人が82.0%、「まとまった休暇が取りにくい」が80.4%となった。どちらも回答の割合が8割を超えていることからも、休みたくても休めない状況への不満の度合いがうかがえる。

一方、休日数に「満足」と答えた層でも仕事状況をたずねてみると、「未消化の有給休暇が多い」が45.8%、「まとまった休暇が取りにくい」は35.1%となった。休日数に不満はなくても「未消化の有給休暇が多い」と感じている人が半数近くいるわけで、休日数の満足・不満足に関係なく、有給休暇の残日数への関心は高いと言えそうだ。

■もし休日が増えたら「体を休めたい」

「休日(長期休暇は除く)を過ごす際、最も重視していることは何か」の問いでは、「体を休める」が36.8%と最も多かった。次いで「家族との時間を楽しむ」20.5%、「ストレスを発散する」17.6%となっている。

「休日数が1割増えたとしたら、活動の重視度はどう変化するか」との質問には、重視度が高くなる項目として、「体を休める(55.0%)」「気持ちを癒す(51.9%)」「ストレスを発散する(51.4%)」を挙げる人が多かった。

やはり現代人は疲れているのだろう。休日にはまず「体を休めたい」し、もし休日数が増えたとしたら、やっぱり「体を休めたい」のだ。

■半数以上が日本経済は「停滞する」

調査では、日本経済の展望についても質問している。「次の半年間で日本の経済はどうなると思うか」という問いでは、「成長する」9.5%、「停滞する」51.6%、「不況になる」16.3%、「わからない」22.7%となった。

「成長する」と前向きに答える人は1割にも満たなかった。半数以上の人が今後の日本経済は「停滞する」と考えており、「不況になる」とする人も約16%いる。マイナス思考の展望が多く、今後半年の景況については期待できないとする人がほとんどのようだ。

調査は業種別にも行っている。「勤め先の財務状況をどう思うか」との問いでは、「運輸、郵便」「医療、福祉」でネガティブな展望が多く、財務状況について「良くない」とする人が「良い」を上回った。また、「次の半年間で勤め先の従業員数はどう変わると思うか」の問いには、「運輸、郵便」で「減る」と回答した人が「増える」を大きく上回った。

これらの業種では、人材不足の問題がとくに深刻化している。解決策が見えてこない現状では、明るい展望が出にくいのも仕方のないことか。(渡邊祐子、フリーライター)

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最終更新:6/25(日) 8:10
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