ここから本文です

静岡空襲の犠牲者悼む 賤機山で合同慰霊祭

6/25(日) 8:08配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 太平洋戦争末期の静岡空襲で犠牲になった市民と、墜落した米軍爆撃機B29の搭乗員を追悼する日米合同慰霊祭が24日、静岡市葵区の賤機山で営まれた。地元遺族や在日米軍関係者ら約150人が黙とうをささげ、平和への誓いを新たにした。

 今年で45回目。参列者は慰霊碑に花を手向けたり、米政府から贈られたハナミズキに水を注いだりして犠牲者の冥福を祈った。

 初参加した米ハワイ真珠湾にある太平洋航空博物館のケネス・デホフ館長は「慰霊祭は日米両国の絆を一層深めることに大きく貢献している」と述べた。遺族会代表の掛川洋一さん(69)=同区=は「私たちは過去の悲劇をベースにしながらも日米友好の礎を築いてきた」と話し、戦争体験を若い世代に継承する必要性を訴えた。

 主催者の医師菅野寛也さん(83)=同区=は2016年12月に真珠湾で開かれた日米合同追悼式典に出席したことを報告。「慰霊、鎮魂なくして和解、平和はあり得ない」と強調した。

 1945年6月の静岡空襲では市民約2千人が亡くなったとされる。

静岡新聞社