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全力で走れない日ハム大谷 一軍登録の裏に栗山監督の計算

6/25(日) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 日本ハムの栗山監督は大谷翔平(22)の起用法に関して、よく、ハッタリをかます。

 例えば今季序盤のことだ。本人はまだ、本格的な投球練習すらしていないのに、「投手起用も考えている」とか、「(ブルペンで見たら)150キロは出ていた」などと吹きまくった。

 今回もしかり。復帰するとすればどう考えても野手が先、いきなりの投手起用なんてまずあり得ないのに、「投手を含めていろいろなパターンを考えている」と話している。

 あえて大谷の投手起用もある、いつでもマウンドに行けるぞと喧伝することで、他の5球団にプレッシャーをかけているつもりなのだろう。だとすれば、今回の一軍登録そのものもある意味、ブラフではないか。

■ベンチにいるだけで他球団は警戒

 大谷はまだ、全力疾走すらしていない。春先に全力疾走できない状態で起用して、それが新たな故障を誘発した責任をだれよりも痛感している人が、「できることからやっていく」と一軍登録してベンチに置いた。

 23日に対戦した楽天の梨田監督が「こっちに決める権利があるなら、登録をしない」と冗談交じりで話したように、相手チームにとって大谷はベンチにいるだけで警戒すべき選手なのだ。

 使う気もないのにネクストバッターズサークルに立たせたり、ベンチ裏で素振りをさせるフリをさせたりするだけでも相手ベンチにプレッシャーを与えられる。復帰に必要な練習は一軍に帯同しながらでも可能なのだ。

 24日も大谷の出番はなし。ところがこの日は延長十一回までもつれ込むも再三の好機を生かせず2―1で楽天に下されてしまった。

 大谷を使うぞ、こちらには一発があるぞとアピールすることが真の狙いだとすれば、今回の一軍登録も納得だが、そろそろ他の手を考える必要がありそうだ。