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菊地凛子から「わたしは怪物?」と問いかけられたエピソードをトラン・アン・ユン監督が明かす

6/25(日) 20:25配信

シネマトゥデイ

 『青いパパイヤの香り』などで知られるベトナム人監督トラン・アン・ユンが25日、Apple 銀座で行われた「フランス映画祭2017マスタークラス」に『恋人たち』の橋口亮輔監督とともに来場、その創作の哲学について語った。

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 「フランス映画祭2017」のゲストとして来場したトラン監督と、橋口監督は1962年生まれの同世代。1996年のロッテルダム国際映画祭で、是枝裕和監督を含めた3人が同世代ということで意気投合。「『渚のシンドバッド』という映画は運よくタイガーアワードという賞をいただいたんですが、そのときの審査員がトラン監督でした。だからお友だちと言うと失礼かもしれないけど、すごく親密な感じがします」と語る橋口監督に、トラン監督も「僕は『渚のシンドバッド』が、涙が出るほどに大好きで。結婚式で音楽を流したくらいですよ」と応えてみせた。

 トラン監督の最新作『エタニティ 永遠の花たちへ』(今秋に日本公開予定)では物語性を極力排除、シナリオは簡単なものしか用意せずに、撮影現場で何を撮るかを決定。人物の感情や心の動きにじっくりと向き合った作品となっている。トラン監督も「今回は、撮影現場で自分が何を撮っているのかも分からなかったし、これでいいのかどうかも分からなかったから怖かった。でも今回こういうやり方にした理由は、観客の心に思いもよらなかったような感情を呼び覚ましたかったからなんです」とその理由を明かしてみせた。

 『エタニティ 永遠の花たちへ』にはオドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・べジョといった有名俳優たちが出演しているが、それを踏まえて、「とてもリスキーなことをなさっていると思う」と語った橋口監督は、「普通はこれだけの大スターが出ていたら、ドラマチックにしようとしますよ。ほとんどこの作品は登場人物の内面に踏み込んでいく作品なんですね。自分が感情移入すればするほど、この女性はこんなことがつらかったんだとか、ドラマチックにしたくなるものなのに、トラン監督はそこに距離を置いてじっくりと見つめていく。それはまさに挑戦的だなと思いました」と感心した様子を見せた。

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最終更新:6/25(日) 20:28
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