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【週間為替展望】「ドル円は膠着相場」へ FOMCでトレンド変わらず

6/25(日) 20:10配信

ZUU online

前週(6/19~6/23)の東京為替市場で円は小幅続落、23日の東京銀行間のインターバンク市場の17時のレートは111円29銭で終え、週間で10銭(0.1%)の円安だった。ドル円の高値は111円79銭(6/20)、安値は110円79銭(6/19)。FOMCで利上げ後に相場は方向感のない展開となり、連日狭いレンジでの商いとなった。

■前週(6/19~6/23)の振り返り

19日の東京為替市場で円は小幅ながら連騰、17時のドル円レートは前週末比7銭円高の111円12銭だった。

15日の米FOMCでの利上げ後は海外で108円台かから111円台まで円安となり、円安の流れが出かけたが、この日は111円を挟んだ 動きとなり方向感がなかった。

20日の東京為替市場では円は3日ぶりに反落、17時のドル円レート前日比55銭円安の111円67銭だった。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁が、米景気拡大はまだ長く継続すると強く確信していると発言したと伝わりNY時間に円安が進んだが、東京では111円60銭をはさんで終日で25銭の狭いレンジでの商いとなった。

21日の東京為替市場では円は反騰、17時のドル円レート前日比53銭円安の111円14銭だった。

朝方10時頃には111円40銭台で推移していたが、日経平均が反落したため円高に振れた。「北朝鮮の核実験場に新たな動き」とのヘッドラインが流れたことも円買いにつながった。

22日の東京為替市場では円は続伸、17時のドル円レートは前日比12銭円高の111円02銭だった。

NYで原油先物が一時42.75ドルに下落、16年11月14日以来ほぼ7カ月ぶりの安値を付けたため円高になった。朝方は111円30銭前後で推移していたが、軟調な日経平均の影響で一時111円を割り込み110円95銭をつけた。

23日の東京為替市場では円は3日ぶりに反落、17時のドル円レート前日比27銭円安の111円29銭だった。

原油価格が反発、日経平均が上げに転じたことで円安が進んだが、相変わらず狭いレンジでの商いで方向感がりすは出なかっま。

■「6/26~6/30」の為替展望

今週のドル円のメインシナリオは110円67銭から113円02銭レンジでの展開が想定される。

FOMCの利上げで為替のトレンドが変わることがよくあるため、相場は円安に行きたがっているようにも思えたが動きは止まってしまった。今週は世界的に大きなイベントはないので、先週に引き続き膠着相場となる可能性が高そうだ。

テクニカルでは、21日移動平均の110円10銭がドル円のサポートになるだろう。抜けた場合は6月14日の108円84銭が次のサポート。レジスタンスは、90日MAの113円01銭だろう。これを抜けるなら6月11日の高値114円37銭が意識されよう。

今週は重要なイベントは少ない。日本では、26日に6月の日銀決定会合の主な意見公表、7月2日に東京都議会選挙がある。海外では重要なスケジュールはない。

経済指標は、日本では30日に5月の消費者物価指数、5月の失業率・有効求人倍率、5月の家計調査、5月の鉱工業生産が注目される。海外では、27日に米4月S&PコアロジックCS 住宅価格指数、米6月CB 消費者信頼感指数、29日に米1-3月期GDP 確定値、30日に米6月シカゴ購買部協会景気指数、中国6月製造業PMIが注目される。

平田和生(ひらた かずお)
慶應義塾大学卒業後、証券会社の国際部で日本株の小型株アナリスト、デリバティブトレーダーとして活躍。ロンドン駐在後、外資系証券に転籍。国内外機関投資家、ヘッジファンドなどへ、日本株トップセールストレーダーとして、市場分析、銘柄推奨などの運用アドバイスをおこなう。現在は、主に個人向けに資産運用をアドバイスしている。

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最終更新:6/25(日) 20:10
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