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闘病の仲間にエール「また一緒にプレーを」 募金活動や横断幕 上武大サッカー部

6/25(日) 6:00配信

上毛新聞

 「俺たちがついている!一緒に闘おう!!」。上武大(群馬県伊勢崎市)のサッカー部選手たちが試合会場にこう記した横断幕を掲げるなどして、病気と闘う仲間へエールを送っている。昨年9月、同部4年で1軍のフォワードとして活躍していた坂龍之介さん(22)が急性骨髄性白血病と診断されたのを受け、選手たちは募金活動も展開。3月に骨髄移植を受けた坂さんは今月2日に退院、都内の自宅で療養している。

北関東リーグ全大学から浄財

 坂さんが倒れたのは、北関東大学リーグの優勝争いが佳境を迎えた昨年9月下旬。白血病と診断され、都内の病院で治療が始まった。選手たちは突然の出来事にショックを受けたが、坂さんを支えるために立ち上がった。募金を呼び掛けるポスターを作り、上武大周辺の飲食店やコンビニなどに協力を求め、掲示してもらった。

 支援の輪は、普段はしのぎを削る対戦相手にも広がり、北関東大学リーグで戦う全てのチームから浄財が寄せられた。リーグを制して挑んだ関東大学リーグ2部昇格を懸けた大会では、上武大の試合がない会場でも他大学の協力によって募金の呼び掛けが行われた。

 サッカー部で苦楽を共にした坂さんの同期生は今春卒業。それぞれの道へ進んだが、復活を願う気持ちは変わらない。同期の田中昇さん(22)=さいたま市=は教員として働きながら、社会人チームでプレーを続ける。その理由を「坂が戻ってきたら一緒にサッカーをするため」という。

 現在は休学中で、9月に大学とサッカー部への復帰を目指す坂さんは「大きな支援に感謝してもしきれない。またサッカーをすることが恩返し」と言葉をかみしめる。仲間が待つグラウンドに戻る日は、少しずつ近づいている。

上毛新聞社

最終更新:6/25(日) 6:00
上毛新聞