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Moto2アッセン予選:モルビデリに0.1秒届かず、中上貴晶は悔しい2番手。フロントロウからオランダ2連勝を目指す

6/25(日) 0:02配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第8戦オランダGPのMoto2クラス予選は、フランコ・モルビデリ(マルクVDS)が中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)を0.1秒差で退け、ポールポジションを獲得した。

【リザルト】MotoGP第8戦オランダGP:Moto2予選結果

 Moto3クラスとMotoGPクラスはウェットコンディションで予選が行われたが、MotoGP予選中に雨が止んだ上、エンジンブローによるオイルを清掃するためにMoto2クラスの予選開始が遅れたことで、路面はスリックタイヤで走行が可能な状態でセッションがスタートした。

 ところどころ路面にウェットパッチが残る難しいコンディションでも、マルクVDSのアレックス・マルケスとフランコ・モルビデリが好タイムを連発。今季これまでの予選と同じように、いきなりタイムを出していける状態の良さを見せつけた。

 しかしながら、路面の状態が良くないのは確かで、転倒が続出。中でも深刻なクラッシュだったのが、3番手タイムを出していたロレンソ・バルダッサーリ(Forward Racing)が見舞われたもの。ターン15でハイサイドを起こして空中に投げ出されたバルダッサーリは、アスファルトに叩きつけられた後に、コントロールを失ったバイクと接触。防御動作を見せることなく、グラベルを滑って行ってしまった。

 このクラッシュにより、赤旗が掲示されセッションは中断となった。バルダッサーリはすぐには救急車に載せられず、シートに囲まれコースサイドで治療が約10分ほど続けられた。幸い本人の意識はあったようで、彼を載せメディカルセンターに向かう救急車には観客から拍手が送られた。

 セッションは残り約30分から再開。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は他車に詰まりながらも、マルケスに次ぐ2番手に浮上した。しかし、その直後にトーマス・ルティ(CarXpart Interwetten)が上回るなど、次にフィニッシュラインに戻ってくるまでに7番手までポジションが落ちるという目まぐるしい展開の中、再度のアタックで中上は再び2番手に浮上して見せた。

 セッション残り18分になる頃、中上は1分38秒709をマーク。マルケスに対して0.229秒差をつけ、暫定トップに浮上した。

 逆転されたマルケスはタイムアップを目指すが、ターン9で転倒。ピットに戻ることになった。セッション残り7分を切りモルビデリ、ルティ、ミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)がタイムを更新。いずれも中上のタイムを上回り、中上は4番手に後退した。

 モルビデリ、ルティ、中上が最速ペースでセクター3を通過するという激戦の中、中上はトップに浮上したモルビデリの0.049秒差の2番手につけた。

 セッションは残り3分、トップ3は果敢にタイム更新を狙うが成功したのはモルビデリのみ。モルビデリがポールポジションを獲得し、中上は0.101秒差の2番手となった。3番手にはルティが入った。

 長島哲太(SAG Racing Team)は予選開始5分で転倒を喫したが、赤旗の間にマシン修復が終わり24番手となっている。

 大クラッシュに見舞われ、メディカルセンターに搬送されたバルダッサーリの容態は安定しているが、CT検査を受けるため病院に搬送されたようだ。

松本和己