ここから本文です

ホークス、首位楽天と0.5差の壁 ひっつけば4連敗 工藤監督は報道陣に「なんだその顔は。暗くなるなよ」

6/25(日) 7:55配信

西日本スポーツ

■西武に1点差負け

 ◆ソフトバンク2-3西武(24日・ヤフオクドーム)

 詰め寄ったと思ったら、ああ4連敗-。工藤ホークスがまたしても「0・5差の壁」に阻まれた。ファンの期待が高まる中、柳田悠岐外野手(28)が初回の第1打席で、王貞治会長らの持つプロ野球記録の4打席連続本塁打に挑んだが、無念の不発。試合も西武に1点差で敗れた。今季は首位楽天に0・5差に迫った翌日の試合で4戦全敗。このまま悪いジンクスにならなければいいけど…。

【写真】パンチパーマをあてた柳田、そのワケは…

■打線全体空回り

 ひっつきそうになると離れる。手が届きそうで届かない。そんなもどかしい戦いを、工藤ホークスが繰り返している。首位楽天との間に存在する「0・5差の壁」-。一打同点の9回1死二塁のチャンスで川崎のバットが空を切り、明石の二ゴロも内野を破れなかった。ゲームセットから約15分後、札幌で楽天が日本ハムに勝ち、ゲーム差は再び「1・5」に開いた。

 「なんだその顔は。みんな暗くなるなよ」

 試合後の会見場に姿を見せ、報道陣に向けた工藤監督の第一声だ。まだ6月。連敗したわけではないし、一つの黒星に肩を落とす必要はない。ただ、気になるデータもある。首位楽天に0・5ゲーム差まで詰め寄ったのは今季4度目だが、その翌日は全て黒星。逆に楽天は無敗だ。タカが爪を立てようとすると、イヌワシにスルリと逃げられる。

 2軍調整中の内川、代打待機のデスパイネと「飛車角」がスタメンに名を連ねていない打線も元気がなかった。23日は柳田が、通算100号を含む3打席連続弾を放ち10得点の大勝。この日は、プレーボール直後から球場全体が4打席連続本塁打への大きな期待に包まれたが、十亀が投じた8球目の内角スライダーに空振り三振。3万7500人は「歴史の目撃者」になれなかった。無死から四球で出塁した8回は二盗に失敗。「タイミングはセーフと思ったけど、足が進まなかった。体が重かった」。負担が集中しているのか、普段以上の疲労につながっていることも否めない。

 この日に限れば、打線全体も“空回り”した。1点差の8回は1死一塁と一発が出れば逆転の場面で、代打のデスパイネが空振り三振。「3点取られた以降はリリーフも抑えてくれたし。結果的にみれば、ピッチャーは3点に抑えている。あとは野手の方でもう一本出ればというところ」。工藤監督も決して悲観していない。内川は27日の日本ハム戦(ヤフオクドーム)にも1軍復帰できそうな見込みで、デスパイネの先発復帰も遠くはない。「0・5差の壁」を破るのは間近。役者がそろえば5度目はない。 
=2017/06/25付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:6/25(日) 8:29
西日本スポーツ