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全日本F3第10戦鈴鹿:トムスの坪井翔が悲願のF3初優勝を飾る

6/25(日) 0:06配信

motorsport.com 日本版

 2017年の全日本F3選手権の第10戦が鈴鹿サーキットで開催され、坪井翔(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が悲願のシリーズ初優勝を飾った。

【写真】ポールポジションを獲得し、記念撮影に応じる坪井翔とチームメイトで2位の宮田莉朋

 今年で2回目の開催となる鈴鹿ラウンド。午前中に行われた公式予選は30分のセッションの中でベストタイムが第10戦のグリッドとなり、セカンドベストが第11戦のグリッドとなる方式が取られた。

 併催されているランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアやブランパンGTアジアの予選でも赤旗が連発し、当初の予定より35分遅れでセッションがスタート。しかし、F3でも2度の赤旗中断があり、各ドライバーとも思うようにタイムアタックを決められない展開になった。

 最後は1周勝負のアタック合戦となったが、その中で坪井が1分52秒746を叩き出しポールポジション。0.018秒差でチームメイトの宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S F317)が2番手に続いた。一方、ランキング首位を快走する高星明誠(B-MAX NDDP F3)はうまくタイムを伸ばせず5番手に終わった。

 この日の夕方に行われた12周の第10戦決勝レース。スタートをきっちり決めてトップを死守した坪井は1周目からペースを上げリードを広げようとするが、宮田もしっかり食らいつき、トムス勢2台が集団から抜け出す展開に。特に中盤以降は宮田の方がペースが良く接近するシーンも見られたが、坪井も集中力を切らさず、付け入る隙を全く与えなかった。

 また後方では、高星とランキング首位争いをするアレックス・パロウ(THREE BOND)が激しい3番手争いを展開。最終的に高星が競り勝ち、表彰台圏内まで浮上した。

 結局、トップ2は順位が変わることなくチェッカーフラッグ。全日本F3参戦2年目の坪井が悲願の初優勝を飾った。2位には宮田が入り、トムス勢が今季初のワンツーフィニッシュ。3位には高星が入った。

「泣きそうでしたが、(涙を)堪えました」という坪井、パルクフェルメに戻りマシンを降りると、笑顔でガッツポーズ。ここまでずっと2位だったり、悔しいレースが続いて来ていた分、ようやく掴み取れたF3での勝利を喜んでいた。

 なお、25日は第11戦が午前10時10分からスタート予定。坪井はここでもポールポジションを獲得しており、2連勝も期待がかかる。

吉田知弘