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核燃料取り出しへ止水試験始まる 楢葉遠隔技術開発センター

6/25(日) 10:47配信

福島民友新聞

 国際廃炉研究開発機構(IRID)と東芝は24日、東京電力福島第1原発1~3号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出しに向け、原子炉格納容器の破損部分を補修するための技術試験を楢葉町の楢葉遠隔技術開発センターで行い、2号機原子炉格納容器の一部を再現した実物大模型に遠隔操作で止水材のコンクリートを流し込んだ。1カ月後をめどに、固まったコンクリートの強度を点検し、技術採用の可否を判断する考えだ。
 試験では、格納容器内の床面からホースを垂らし、約200立方メートルのコンクリートを格納容器下部にある圧力抑制室に流し込んだ。作業員は操作室でカメラの映像を見ながら、装置を遠隔操作した。
 第1原発は、事故で1~3号機の格納容器の一部が破損。政府と東電はデブリを取り出す方法として、放射線を遮る水を格納容器内に満たす「冠水工法」や、水を張らない「気中工法」を検討しているが、いずれの工法も格納容器の補修が必要となる。
 このため、廃炉技術の開発に当たるIRIDは圧力抑制室にコンクリートを流し込み、破損部分の止水を目指している。また実際の現場は放射線量が高いため、長時間滞在できない環境を念頭に、円滑に作業ができるかも確認する。

福島民友新聞

最終更新:6/25(日) 10:47
福島民友新聞