ここから本文です

[レビュー] 格安SIMと相性抜群「P10 Plus」と「P10」はどちらが“買い“なのか?

6/25(日) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

成熟期にあると言われるスマートフォン市場で、世界シェア3位に入るなど急成長を続けるファーウェイ。同社が6月9日から日本に投入した、最新のフラッグシップモデルが「P10」「P10 Plus」の2機種だ。

Pシリーズが躍進したきっかけは、昨年発売になった「P9」にある。同モデルでファーウェイは、老舗カメラメーカーのライカと、カメラ機能を共同で開発。アップルに先駆けて2つのレンズを搭載する「ダブルレンズ」を採用し、その画質の高さからカメラ機能にこだわりのあるファンから大きな話題を呼んだ。結果として、高価格帯モデルにおけるファーウェイのシェアを高めることに成功し、ブランド力の向上にも寄与した。

その直接的な後継機となるのが、P10とP10 Plusの2機種だ。好評を博したカメラは、画質がより高くなっただけでなく、1200万画素で2倍相当のズームも可能になった。P10 Plusについては、レンズも進化。F値1.8の「SUMMILUX-H」を搭載し、暗い場所での撮影性能が大きく上がっている。

SIMフリースマホのなかでもトップクラスの質感、性能も高い

もちろん、スマホの基本性能であるパフォーマンスも向上。デザイン面では、P10 Plusのグリナリー

(緑)と、P10のダズリングブルーが、色見本でおなじみのPANTONEとコラボレーションしている。筆者は、この2機種を1週間程度試用することができた。

2機種に共通するのが、本体の質感の高さ。背面に金属が使われており、しかもカラーによって加工方法が異なる。筆者が試したグリナリーのP10 Plusは、サラッとした手触り。一方で、P10の背面は同じ金属ながら、細かな網目のような加工が施されており、ザラっとした質感を実現している。どちらが好きかは好みが分かれるところだが、フラッグシップモデルならではの高級感はある。

ハイエンド機ということで、パフォーマンスも高い。2機種とも、処理性能を決めるプロセッサーにはファーウェイ傘下のハイシリコン社が開発したプロセッサー「Kirin 960」が搭載されており、メモリー(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GB。SNSやブラウザなど、スマホの基本と言えるアプリはサクサク動くし、アプリの立ち上がりも速い。ベンチマークアプリでAnTuTu Benchmarkでの性能スコアは約12万8000と、ハイエンド端末と呼ぶにふさわしい性能だ。

いまや欠かせなくなった指紋センサーは、精度が高く、読み取りの速さが特徴だ。P10、P10 Plusから、ファーウェイはこれまで背面に搭載していた指紋センサーを前面に移し、ロック解除のほか、戻るキーなどの代わりに使えるよう、機能を改めてきた。

従来は背面に設置していた指紋センサーは本体を机の上に置いているようなシーンでは、一度スマホを持ち上げなければならず、使い勝手が悪い。その不便を、今回から前面に指紋センサーを移すことで、解消した格好だ。

ダブルレンズカメラは、精細で色鮮やかな写真が撮れる。特に、2つのカメラで距離を測り、背景に一眼レフで撮ったかのような美しいボケを加えることができる「ワイドアパーチャ」を使うと、強調したい被写体がクッキリ浮かび上がってくる。

シャッターを押すだけでそれなりの仕上がりになるのがスマホのカメラだが、これに加えて、P10、P10 Plusは、どうやったらボケ味のある写真を撮れるかを工夫したくなってくる。その意味で、写真がキレイなだけでなく、撮影を楽しめるスマホと言えるかもしれない。

ちなみに、2機種で取り比べると、ほぼ同じシーンでも、P10 Plusの方がレンズが明るいためか、ISO値が低くなるなど違いは確かにある。

1/2ページ

最終更新:6/25(日) 21:10
BUSINESS INSIDER JAPAN