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<東松山少年事件>18歳少年、26日初公判 傷害致死罪で起訴

6/25(日) 10:30配信

埼玉新聞

 埼玉県東松山市下唐子の都幾川河川敷で昨年8月、吉見町中曽根のアルバイト井上翼さん=当時(16)=の遺体が発見され、傷害致死の疑いで家裁送致された5人の少年のうち2人が傷害致死罪で起訴された事件で、東松山市の無職少年(18)の裁判員裁判の初公判が26日、さいたま地裁で開かれる。

 起訴状などによると、少年は昨年8月22日午前2時50分ごろから4時45分ごろまでの間、ほかの少年らと共謀し、井上さんに対し殴る蹴るの暴行を加えて意識混濁の状態に陥らせて川に沈め、溺死させたとされる。

 捜査関係者によると、井上さんは事件前、少年らから遊びに誘われた際、東松山市内いたものの「大宮にいる」と断り、連絡にも応答しなかったという。この「うそ」が少年らの怒りを買い、集団暴行に発展したとみられる。井上さんの遺体は23日午前8時ごろ、全裸で下半身と上半身の左側が砂利に埋まった状態で発見された。

 18歳の少年について、さいたま家裁は昨年10月12日、「年長で最も発言力が強く、5人の中で主導的な立場だった」などとして検察官送致。さいたま地検は同21日に、傷害致死罪で起訴していた。

 公判は5回開かれ、判決言い渡しは7月11日を予定、6月29日には被告人質問が行われる見通し。傷害致死罪で起訴されたもう1人の東松山市の無職少年(17)については公判日程が未定。

 事件を巡っては、少年5人がいずれも不登校気味で、高校中退者も含まれていた。再発防止の観点から県教育委員会と川越、東松山両市教委が合同で検証委員会を発足。3月には最終報告書を公表し、高校と自立支援機関との連携を強める「高校生自立支援事業」を新年度から開始することを決定していた。

最終更新:6/25(日) 10:30
埼玉新聞