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遺産放棄についての質問に回答。「古くて買い手の付きそうにない家と土地は放棄して、預貯金だけ相続することはできますか?」

6/25(日) 15:00配信

マネーの達人

質問に答えます

私が理事をしております一般社団法人相続・資産運用プランニングセンターでも、遺産相続に関するご相談を多くお受けしております。

その中でも、今回は相続の放棄について書き記したいと思います。

「家と土地は相続を放棄して、預貯金だけ相続することはできるか?」と考える前に、放棄した家と土地の行方が気になる方も多いと思います。

「父が亡くなって兄弟全員が遺産相続の放棄をした場合家・土地はどうなるのか?」

まず、相続人は誰なのか? を確定する必要があります。

これを確定させるためには、お父様がお生まれになった時からお亡くなりになられた時までの戸籍謄本を調べます。

■戸籍の種類

・ 戸籍謄本

・ 改製原戸籍

・ 除籍謄本

などがあります。

これらの戸籍がつながるように一連の戸籍が必要となります。

■現在の相続人が確定された上で…

現在相続人であることが確定されたお子様たちであるご兄弟が相続放棄をしたら、先ほどの戸籍謄本から次の相続人を確定していきます。

お父様がお亡くなりになり、お母さまも先立たれている場合

□■第一順位 子供たち■□

お子様たちが第一順位として相続人になります。

全員放棄をするとなると第一順位の相続人がいなくなります。

□■第二順位 亡くなられた方のご両親・祖父母(直系尊属)■□

全員放棄をするとなると第一順位の相続人がいなくなりますので、次に第二順位の亡くなられた方のご両親・祖父母(直系尊属)が相続人となります。

父親の年齢が高齢であれば、この第二順位の方はお亡くなりになられている可能性が高いです。

□■第三順位 父の兄弟姉妹■□

第二順位の方がいらっしゃったとしてこの方たちも相続放棄をすると、今度は第三順位である父の兄弟姉妹が相続人となります。

こうして、相続は放棄することにより次の順位の方へと相続する権利が移っていきます。

□■最終的には…■□

兄弟姉妹(亡くなっている方の場合その方の甥・姪)が全員相続の放棄をすると相続人がいなくなり、最終的に相続財産は国の物になります。

具体的には相続人が存在しなくなったとき、亡くなった方の財産は「相続財産法人」という権利主体になり管理・清算されていきます。

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最終更新:6/25(日) 15:00
マネーの達人