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将棋・藤井聡太四段、新記録29連勝へのカギは「角換わり」と「振り飛車」

6/25(日) 10:00配信

AbemaTIMES

 将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(14)が新記録を樹立するかは戦型にある? 6月21日に最多タイとなる28連勝を記録した天才棋士は、26日に第30期竜王戦の決勝トーナメント1回戦、増田康宏四段(19)戦で新記録の29連勝に挑む。過去の対局で注目されてきたのが、その戦い方だ。上村亘四段(30)によれば「角換わりは藤井四段に向いている」という。徐々に明らかになってきた強さの秘密と、連勝を止めにかかる増田四段について聞いた。

 「角換わり」は対局序盤、お互いの角を交換(取り合う)する戦型で、プロの対局でも流行している。藤井四段は連勝中もこの角換わりを採用することが多い。上村四段は「角換わりだと、圧倒的な不利にならず、1手を争う将棋になる。こうなると藤井さんの終盤力が生きてきます」と解説した。藤井四段の終盤力といえば、小学生時代からプロと一緒に参加し、現在まで3連覇中の詰将棋解答選手権で実証済み。実際の対局でも、詰みが見えた段階からの指し手はかなりスピーディーで、相手を威圧するほどだ。「勝とうとしたら、他の戦型を選んだ方がいいかもしれません」と、勝負に徹するならがっぷり四つに組まないことも一案とした。

 逆に苦手とするものはあるのか。上村四段は「振り飛車」をキーワードに挙げた。「非公式戦で振り飛車の時に負けていたし、公式戦でも苦戦していることがありましたから」。次戦、藤井四段が対戦する増田四段は振り飛車とは逆の居飛車党。「増田さんはAbemaTVでの対局で負けているので、相当リベンジに燃えているのでは。結構作戦も練られていると思います」と予想した。同じ10代同士の対決で先輩・増田四段が自らのスタイルを貫き居飛車で行くか、それとも苦手と見越して飛車を振るか。若き棋士たちの勝負は、序盤から目が離せない。

最終更新:6/26(月) 12:36
AbemaTIMES