ここから本文です

「水生甲虫の幼虫」分かるポケット図鑑 福島虫の会3人出版

6/25(日) 10:55配信

福島民友新聞

 福島虫の会の三田村敏正さん(57)=伊達市、平沢桂さん(40)=いわき市、吉井重幸さん(62)=郡山市=の3人は24日までに、水生昆虫のポケット図鑑「ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック」(文一総合出版)を出版した。
 全国の里山で採集したゲンゴロウなど水生甲虫160種を紹介。成虫だけでなく幼虫も紹介している図鑑は珍しく、「画期的」と評判になっているという。足かけ4年で完成させた。来月には第2弾となる「タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブック」を出版する。
 水生甲虫の幼虫が分かる図鑑がなかったことが制作のきっかけだった。少ない文献を頼りに、採集した幼虫を飼育して成虫にするなどして種を特定。水生生物図鑑に載っているのは標本が多く、正確な色や模様が分からなかったことから、写真は全て生きた虫を撮影したという。
 ゲンゴロウの仲間は大きくとも4センチ程度で数ミリしかないものも多いが、そのほとんどを背面、腹面、側面、正面から撮影した。水中を泳ぎ回る数ミリの虫を撮影するため、特殊な水槽を作るなど工夫を重ねた。苦労の連続だったという。
 本県で確認されたゲンゴロウの仲間は50種。「北限種」や「南限種」もいるため全国の都道府県で5番目に多いという。

福島民友新聞

最終更新:6/25(日) 11:14
福島民友新聞